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日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。

私の名前は篠原甘未(しのはらかんみ)。今は自殺で死に、また新しい生活をするところ。でも今はどこかに向かっててどこかは私もわからない。

ここはどこ? 水中で揺らされながら私は考えた。しかし、体が小さくなったのと同じで脳も少し小さくなってしまった。だから今までよりは頭が全く回らなくなった。
「緊張してるか?」外で誰かが話す声が聞こえてきた。予想ではお父さんだと思う。しかし、そうしている間にもどんどん1つ1つ、記憶が消えていっていた。「ええ、でも楽しみだわ」お父さんは同意していた。「そろそろつくぞ」お父さんは張り切った声で言った。「そうね」お母さんは静かな声で言った。
すると、一度止まり、外から聞いたことのある音がした。「ん?」外(お母さんの)で誰かが声を出した。声からして6歳ぐらいの女の子だ。「あれは何?」彼女はどうやらお父さんに聞いていた。「あれはパトカーだ。パトカーは悪い人を探してここら辺を見ているんだぞ」いかにも小さい子へ話している言い方だ。
「でもどうして向こうから音がしてるの?」彼女は色々なものに興味津々だと思った。
それは何かが起こったからー 私は心の中で話に割り込んだ。(皆には聞こえないけど)「あれは何か悪い人を見い着けたからだぞ」パトカーはサイレンを鳴らしながらもうスピードで近くを通っていった。「すごい速さだな」お父さんはパトカーを知っていてまで速さに驚いていた、というか感心していた。すると、また車が動き出した。どうやらパトカーのために止まったらしい。
「ついたぞー」私はまだいったい何が起きるのか分からなかった。「妹?弟?どっち?」女の子はお母さんに聞いていた。言っていることからしてというか勿論だろうけど姉だろう。昔の自分からでは13歳ぐらい下だけど。「女の子だから妹よ」姉は喜んでいた。「♪妹、妹~♪」
「ここはどこ?」私は何も見えなかったが、耳に入る情報を整理して色々なことが分かる。1つはさっき言った「ここはどこ?」という質問の答えだ。「ここは病院というところよ」それだけでも情報は十分だった。説明しよう。そこはどこかの病院だ。しかし、もしも病気やケガならさっき車の中で「ええ、でも楽しみだわ」とは言わないはず。でももしも誰かのお見舞いに行くなら普通、その人の話すが少しでも出てくるはずだ。もしも私のことなら3つしかない。1つ目は私に何か異変が起きたということだ。しかしそれも「ええ、でも楽しみだわ」とは言わないはず。2つ目は私が男女、どっちなのかを検査するやっつだ。しかし、さっき姉が「妹?弟?どっち?」と聞いた時に「女の子だから妹よ」と言っている。知らないなら答えることができいないはず。それなら3つ目しかない。私が生まれるということだ。ということは私が意識を取り戻した日に生まれるということだ。まあ毎日ここで何もできないということはつらい。だからすぐに出ることができるのは嬉しかった。自動ドアが開き、お母さんたちは中に入った。「今晩は」中で、お父さんはどこかに歩いていき、予想通りお母さんは近くにあった席に座った。
それから私からしては気が遠くなる時間、待った。

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl目標1000フォロワー・わがままだけど欲しい