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 僕の名前はエグレス・エルゼン(えぐれす・えるぜん)。
一つの大きな家族の中に生まれた。
この世界には火、風、水、土、葉という魔法が存在するが、僕はそれが一つも使えない。しかし、僕は暗闇の魔法が使えた世界でたった一人のダークネス魔術師。

「この国をつぶす。」
ある国の国王が地図のエルゼンがいる国を刺し、宣言した。
「しかし、どうしてですか?」
1人の側近が国王に聞いた。
すると、国王は…
「この国はドラゴンのウロコを持っている。」
と一言いい、席を立った。
絶対にウロコを奪ってやる!

血み泥の戦争(始まる前)

月曜日の朝、
「壊れないなー。」
僕はドラゴンのウロコをたたいたり、蹴ったり、シャドーボールをくらわしたりしたが、びくともしなかった。
「もちろんこの剣なら壊せるけど…」
ウロコを空に投げると、黒い刀を出し、振ると真っ二つに切れた。
「やっぱりどうにかほかの方法で壊したいな。」
僕はそのウロコをブラックアイで調査してみることにした。
シャドウアイを開いてみると、
あ…誰かに監視されてる…
「そこにいるのは分かっているんだよ。出てこないとここと一緒に君までふっ飛ばすよ。」
と、草むらを見た。
すると、一人の男性が出てきて、寝下出そうとしていた。
おっとそうはいかないよ!
僕は周りから少し影をとって、長い縄を作った。
それを投げて、彼の足に絡みつけた。
彼はそれをとろうとしたが、ピクリとも縄は動かなかった。
「そんなにもがいてもダメダメ。この縄は特殊なんだ。影のように強く、先っちょをつなげて大きな縄にしたからほどくこともできないよ。」
「それじゃあ、」
僕は悪魔の笑いに変えた。
「どうして僕を監視していたのかを話してもらおうか。」
彼は「ヒー」と、悲鳴を上げて気絶した。
僕は彼を影の縄でくるくる巻きにして、お父さんのところまで担いでいった。
「お父ーさーん」僕は呼ぶと、奥の部屋からお父さんの声が聞こえてきた。
僕はそこまで行き、ドアをノックした。
「エグレス・エルゼン。あるお客がいます。」
というと、
「入れ。」
と、声が聞こえた。
僕が入ると、お父さんは椅子に座っていた。
「客とはだれのことだ。」
お父さんは冷静に聞いた。
「この人です。僕をどうやら監視していました。」
僕はさっき拾った人を前に出した。
すると、彼は気が戻ったのか苦しむ芋虫のようにくねくねと動いた。
「礼を言う。彼は私が手配しておくからお前はさっきしていたことに戻っていい。」
僕は出ていこうとして、あることを思い出した。
「その前に太い縄はありませんか?」
? という顔で彼は縄を持ってきた。
「これを…」
縄を影の縄の上からぐるぐる巻きにして、影縄をほどいた。
「それではこれは戻さしてもらいます。」
僕はそう言って走っていった。

「それでは出発!」さっきの国が動き出した。

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl目標1000フォロワー・わがままだけど欲しい