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「ブラックホール」彼の考えはこうだ。この世界にこの黒い空間が作られて出られないのならそこから出なくてもいい。他の世界で出ればいいのだ。
説明しよう。ブラックホールとは違う四次元世界とこの三次元世界をつなげるポータルだ。どこにでもつなげることができる。しかし、それは違う方法にも使える。移動だ。ブラックホールを使えば何万キロでも軽々と移動できる。ただ、そこを想像できたらの話だ。だからクラックホールに入り、この外側をブラックアイで想像し、そこへポータルを作る。しかし、作る前にブラックホールを閉じる。うまく完全に閉じる一瞬の間に外側、ちゃんとした原っぱの上へとポータルを作ればそこに動くことができる。それはとても便利なことだった。もしも説明が分からなかったら僕は説明が苦手なのでご了承ください。
とりあえず話に戻るが、僕と僕は本物の僕が何度も練習していたのでこの方法は鮮やかに成功させた…はずだった。「こ、これは…」僕たちが出ようとしたときに見た光景はとても不気味なのかわからないものだった。目の前には自分が何千人もいた。いや、何万かもしれない。「あいつ…何してんだ…と言っても壊れた自分だけど」彼は遠い反対側を見た。そこには無表情でひたすらシャドウクリエイターでクローンを作っている。「あいつ…何もしないクローン作ってる…」僕はポカーンと見ていた。前に見えるのはとても不気味だった。僕が何千人、何万人も作られているのだった。「とりあえず出ようか」僕たちはとにかくそこから出た。
「ってかあれっていったい何?」彼はあきれ返っていた。「だから言っただろ?あいつは何かがおかしいって」確かにおかしかった。あれはとても…「何あれ…不気味…」僕の顔は勝手に青ざめていた。「とりあえず僕はこれで消えさせてもらうよ。これより長くいたら行けないと思うから」彼はダークネスソードで自分を半分に切った。「あ…自分でも消えれるんだ」とりあえずあの事は忘れることにして、さっきの場所に戻った。「お待たせ」さっきの場所では彼女が一と座っていた。彼女は足に顎をのせ、丸まっていた。(現実世界では体育ず割と言っている)
見たことない座り方だな… 僕はそう思ったが、気にすることなく彼女の横に座った。「今までどこに行ってたの」彼女はじっと待っていたのだろうか、少し疲れていた。「ごめんね、ちょっと用事があって…まあとりあえず町を回ろうか」そろそろ敵の軍は引き返しているところだろうと判断し、僕は彼女と一緒に町を回り始めた。僕は時々食べに来るので、数人とは仲良しだ。
「よう、可愛い嬢ちゃんを連れてデートかい?」今はなしてきたのは肉屋の人だ。とても力が強く、腕相撲で負けたことがない。ただ人懐っこいだけだ。僕は慌てて首を振った。「違いますよ、ただ彼女が僕の家に住むことになって…」そこまで言ったところで彼は目を輝かせた。「この嬢ちゃんを自分の部屋に入れたって?まさか一緒のベッドで?」僕は首がもげそうなほど振った。「だから、違う部屋はあるって。空き部屋を貸しただけだよ」そういったが、彼は分かっていそうになかった。「そうかいそうかい、よかったな」彼は僕の肩をポンとたたき、肉を渡してきた。「おごりだ」僕は深く頭を下げ、町をまた歩き始めた。しかし、ある問題があった。
よう、可愛い嬢ちゃんを連れてるじゃないかい
可愛いお嬢ちゃんだね、彼女かい?
デートかしら…
めちゃくちゃ誤解されまくった。

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl目標1000フォロワー・わがままだけど欲しい