百不思議の小学校‐不思議な少年正義の味方
日本の中に貝日小学校という小学校がありました。
その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。
私の名前は勇実佐名木(いさみさなき)。
私は家に帰っていた。
すると突然後ろから口にハンカチを押さえつけられて、急に眠くなった。
それからどのぐらいたっただろうか。
私が起きるとどこかの倉庫の中にいた。
「やっと起きたか。」と不気味な男の人がこっちを見て、にやりと笑っていた。
すると倉庫の奥で他の一人の男の人が電話で、「お前の娘は預かった。もしも返してほしければ百万円を持って来い。」、「ああ。お前の娘は大丈夫だ。もしもちゃんと金を出したらの話だがな。」とその声からこの人も笑っていることが分かった。
ど、どうしよう。と私はとまどった。
声を出そうとすると、口にタオルが巻きつけられていて、足は結ばれていて、腕は後ろで結ばれていた。。
「へへへ。あまり暴れるな。お腹がすくぞ。」
私の足は震えていた。
そこで私は悟った。私はさらわれたのだと。
「さてと、ラーメンでも買いに行くか。どうせ数百円なんて簡単に払えるだろう。普通に盗むこともできるが、できるだけ目立ちたくないからな。」と中にいた皆は出て行った。
それから約四分が経過した。
私は冷静に考えた。
逃げ出す方法はないのか。
誰か助けてくれる人はいないのか。
試しに結ばれている腕を動かしてみたが、無駄だった。
しかし、私は一応転がることができた。
私はそこら辺を見た。
何か手だけでもほどけるものはないのかと。
地面に一番近かった窓を壊そうとしたが、無駄だった。
私は力が弱い。窓ガラスを割るほどの力が今の状態では出なかった。
どうしてガラスを割ろうとしたかというと、もしも割ることができたらその破片を使い、ゆっくりでも糸を切ることができると思ったから。
すると、彼らが帰ってきた。
「おーいお前。ちょっとこっちにこい。」と私を担いで、畳んだ段ボールの上に置かれた。
その後、その段ボールを引きずっていた。
すると近くで、二人が笑っていた。
「お前馬鹿だな。普通に担いでいけよ。」と笑いながら一人が言った。
「ああ、そうだな。」と私を担いで一つの部屋の中に置かれた。
すると彼はいったん外に出て行った。
それから大体一分後、カップラーメンと袋に入った割りばしを持ってきた。
「これを食べろ。」と私をほどき、カップラーメンと割りばしを渡して出ていき、ドアに鍵をかけた。
その時に私は思った。
「あの人たちはただお金が欲しいだけなのね。できるだけ誰も傷つけたくないのね。」と。
それから食べ終わり、駆け回っていると、ふと小さな窓から外が見えた。
そこには一人の悪い人がいた。
しかし、笑っていた。別に悪気のある笑いではなく、ほっとしているように見えた。
「???」
三十分後、叫び声が聞こえた。
「うわー!助けてくれ!」
私は驚き外を見た。少し遠くに少年がいた。
たぶん私よりも小さかった。
そして部屋の前に来ると、「そこをどいてください。」と言ってきた。
私がどくと、バキ! とドアが倒れた。
「大丈夫ですか?」と聞かれたから、「は、はい。」と答えた。
それから数分後、少年に呼ばれたらしく、お母さんが走ってきた。
「ああさなちゃん。大丈夫だった?ケガしてない?変なことされた?」と、とても心配していたらしく、聞かれた。
お母さんの腕にはたぶん百万円の入っているスーツケースがあった。
お母さんは少年のほうに向いて、「娘を助けてくださってありがとうございます。この百万円、お礼金です。」とスーツケースを渡そうとしていた。「あちょ、」と私は少し焦った。
しかし、少年は、「いいですよ。それよりその百万円、この人たちに渡してください。」と驚きなことを言った。
「何を言うのですか?彼らは悪者ですよ。」お母さんは驚いていた。
「彼らはあなたの娘の命の恩人ですよ。」と冷静にいていいた。
「どういう意味ですか?」と興味を持った私が聞いた。
「もしも彼らがあなたを誘拐していなかったら、あなたは今頃死んでいましたよ。」
「え!?」と私は驚いた。
この子は一体何を言っているの?
「あなたが彼らに誘拐されていなかったら『ヘクシゴン』に出会っていましたよ。」彼の声は少し低くなっていた。
「え。」ヘクシゴンというグループは日本的有名な殺し屋だ。日本のあちらこちらで人殺しっを行っていて、いつここにきてもおかしくなかった。
「それではそのスーツケースを渡してくれませんか?」と彼はお母さんにいった。
一瞬嘘をついていた気がしたが、なぜか本当のことを言ったような気がとてもした。
「は、はい。」彼にスーツケースを渡した。
彼は男達のところに行き、「この百万円をもってどこかに行きな。そしてこれから一切犯罪を行うな。」と静かに言った。
しかし、彼は笑っていたが、雰囲気が全く違っていた。もしも言葉で表そうとすると、まるで悪魔が目の前にいるようだった。
彼らもそれを感じていたらしく、縄をほどくと、「お、お前らどこかに行くぞ!」と、スーツケースを持ち、スタコラセッセとどこかに走っていった。
「あ、ありがとうございます。あなたはヒーローのようでしたね。」と私がお礼を言うと、なぜか少し、悲しそうにしていた。
「僕はヒーローなんてものに入りません。僕はもっと早く来ていれば、あなたをこんなストレスがたまるようなことがなかったはずなのに。」
「え?」
「それではまたいつかお会いしましょう。」といい、ガレージの中に履いていって、段ボールの後ろに行った。
「待ってください!」と私は走っていったが、段ボールの後ろに行くと、なぜか彼が空気になったように消えていた。
私はただポカーンと突っ立っていることしかできなかった。
お母さんが来て、見ると、こういった。
「彼は一体誰だったのでしょうね。」
「うん。」
それからは一切彼らが悪事を行ったという情報が出なくなった。
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