見出し画像

前には大男がいた。高さは2mほどあり、横幅も50㎝ほどある。
「来たか」大男は一切隙を見せない目、全く怖がっていない態度で立ち上がった。
大男の目つきは厳しかったが、「ハイー(Hi―)」デリルガは全く警戒していなかった。
黙れ! というように、大男は彼をにらんだ。
「別にいいじゃないですか。どうせ敵同士なんですから」デリルガはこんな大男を前にしても、全くひるまない。2人がにらんでいると、333番が動こうとした。
だが、「止めとけ」デリルガは止めた。「なぜ?」「この部屋は罠だらけだ。俺でもわかる」333番は666番を見ると、彼もうなずいた。「彼の言うとおりだ。」
「ばれたか」大男はにやりと笑った。と思うと、消えた。「うッ」デリルガの後ろで、苦しい声が聞こえた。「え?」デリルガが後ろを見ると、333番が大男に腹を殴られていた。
「!?」66番とデリルガは驚いた。
こ、こんなのと真面に戦えるわけない… 2人は震えていた。人生で初めてだ。大男の速さは2人の目に見えなかった。
「ウ…」333番は地面に倒れていた。パンチはとても強かったらしい。
「どうした、これだけか?」大男は自信満々のように言っていたが、目つきは変わらなかった。
「そこまで自信があるならその目をやめてくれませんか?」デリルガは少し汗ばむいていた。
「それはダメだ」また警戒している口調に戻った。「どうしてですか?」嫌な感じになってほしくないのか、デリルガは丁寧に言っていた。
「そこにいるのだろう?お前たちの仲間が」僕たちは驚いた。「え?」目線の先を見てみると、そこには…壁があった。「どこに?」デリルガはぺちゃ来ちゃと話していた。そのせいで、警戒心0%になってしまっていた。
ダッ 急に666番が地面を蹴った。しかし、大男は腕を振っただけで蹴りを跳ね返した。
「ッ!」当たった刺激を耐えるため、少しの間黙り込んだ。だが、大男は知らんぷりだ。全くダメージを食らっていない。
「何なんだこの男は…」デリルガは汗を流していた。疲れたわけじゃない。ただ、怖かったのだ。自分たちが殺されるのを。
すると、壁が壊れた。「「「!?」」」デリルガたちは驚いた。いったい誰が出てきたのか…

いいなと思ったら応援しよう!

📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl @コメント/返信99.9%