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オーシャン・シー❚2個目の津波
気が付けば、ベッドにいた。
「これは出られないのか…?」僕は迷った。
もしもこのまま出ることができなければ、やばい。
「何もかも試してみるか…」一番初めに今まではあっていたが、次の時では合わないように伝えた。
もしもあっていれば、時間が足りないからだ。
僕は試しにベッドの中で寝たままいた。
といっても意識はある。
今、寝ることはできない。こんな短時間で。
だが、うまくはいかなかった。
「今度は…」僕は試しに何度も前のようにやってみた。
前というのは二人をまた呼んで、すべてのドアを閉めたのだ。
すると、成功して、上に上がっていった。
そこには船があた。
だが、ひっくり返っている。それは問題だった。
僕はいったいどうしたらいいのかを考えていると、いい考えを思いついた。
「運に任せるか」それから何度も試していた。
だが、時にはボートもなく、時にはひっくり返っていた。
体力は毎回回復していたが、だんだんと精神が疲れてきていた。
もしも今度失敗すればほかの方法を考える必要があった。
それも失敗したのだった。
だが、今回は違う考えがあった。
僕は二人を呼び、近くのボートへと駆け出していった。
人の家に入ったのだが、関係ない。
というか、だんだんと町の中にいる人の数が減ってた。
息が止まれば次のところに行って、止まらなければいかないということなのかもしれない。
だが、僕は成功した人たちがどうしているのかはわからなかった。
「このまま待てば…」やはり津波はきた。
見なくてももう高さはわかる。何度も見てきたからだ。
津波はボートを運んでいくと、上に向けて飛ばしていった。
僕たちは飛ばされながらも必死でボートにしがみついた。
ボートはひっくり返って頂上に行った。
僕はどうにか戻そうとしたが、無駄だった。少し揺れるだけで動かない。
「というか何を考えてたんだ?」僕は普通にひっくり返ったボートの上によじ登った。
そこは水よりは上の地上のようなものだ。
少したって、服はぽかぽかになった。
「簡単だったね」佐々木が笑った。
「まあ、正解がこんな簡単だったなんて思わないからな、普通」本田も笑った。
僕たちがボートの上で笑っていると、遠くから音が聞こえてきた。
「ぇ?」笑うのをやめ、僕は慌ててそっちを見た。
そこにはもっと大きな津波が来ていた。
「なんで!?」佐々木と本田も慌てていた。
だが、津波はどんどん押し寄せてくる。
「ボートの下に隠れろ!」僕たちは慌ててボートん下に隠れた。
まだ成功する可能性は上がったのかもしれない。
だが、それはマイナスから0になったのと同じだ。
僕たちは波に流された。
少しの間はボートにしがみついて生きていた。
だが、問題があった。息だ。
息が出いない。
一番最後に覚えているのは海の底だった。
そこは海の底だった。
だが、なぜか人が見当たらなかった。
だが、そんなことを考えれそうな状態ではなかった。
もう、だめだと分かっていたのだ。
視界がだんだんと小さくなっていった。
だが、その後に起こったことは思いにもよらないことだった。
「へ?」僕は目を丸くした。
なぜかというと、目の前には空が見えたからだ。
天井ではなかった。
そこは、山の上だった。
長いこと居た、山の上。
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