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「シャアドウクリエイター」っ彼は僕のクローンをたくさん作った。「?」僕は彼のクローンなのに全く彼のしていることが分からなかった。
「シャドウクリエイター…シャドウクリエイター…シャドウクリエイター」彼はもう50体ほど作っただろう。「とりあえずお前ら、そこら辺に散らばってくれ」周りの影は完全に使い切っていた。「ショーの始まりだ」彼はにやりと笑ってどこかに行った。僕も彼の言われた通り散らばり、周りのクローンたちに溶け込んだ。「!」僕は自分が彼に似ていることに気が付いた。「マジか…」僕は意味が分かった。
「いったいこれはどういうことだ!」向こうの軍ではざわめきが起こっていた。奥の山が光りを通しだしたと思ったら今度はたくさんの同意人物(クローン)が歩き出てきた。
「この中に本物がいる。見つけ出してみろ」しかし、彼はどんどん山の反対側からクローンを作り続けた。
いったい何体作れるんだ! 僕もできるが、そこまで作ろうと思った彼の脳がおかしいと思った。
でも彼の脳がおかしいと思ったら…自分の脳もおっかしいって言ってるっことになちゃう! 僕はシュンとした。
「どうしますか」1人の軍人が隊長に問いかけているところだった。「見つけ出せ」手を振り上げ、振り下ろすとたくさんの軍人が僕たちの方向へ走ってきた。切っても切っても僕たちはどんどん増える。僕は見つかるはずがない。「向こうは反撃してこない!追い込めー、追い込めー!」群長も走り出ると、僕のクローンたちはにやりと笑った。『もしかして反撃しないと思った?』皆が同時に言うと、群長が止まった。「な…」『ダークネスソード』皆が宇宙のように黒い剣を空中から取り出すと、群を容赦なく切り始めた。
血が飛び散る。僕は茫然とした。「いったいあいつはこいつらをどういう風に作ったんだ」シャドウクリエイターは同じものをつ来るが、変えようと思えば人格をっ帰ることはできる。どうやら彼はこいつらを完全に違う人格へと変えたのだ。防具なんか一切役に立たない。ダークネスソードは何でも容赦なく切る。何をしても切れないはずの剣でも。
僕のクローンは量が半端ない。しかも死んだとしても他のクローンは気にしない。クローンだから死ねば元の壁の場所に戻るだけだ。それをまた彼が使えばいい。そのプロセスを続けると、群は押され始めた。「撤退!撤退!」群長は向こうへ逃げ出した。勝てないとわかったのだろう。
『逃がすとでも思った?』皆はなぜか30x100の列に並んだ。僕はその後ろで見ていた。一番前の列がダークネスソードを群目掛けて投げ、横にずれて後ろに行く。そして次の列が投げる。それを続けると連打ができるのだ。ほとんどがやられてしまった。そこにはとっくに息を引き取った死体ばかり転がっていた。生きているのはクローンが頭にダークネスソードを打ち込んだ。僕が茫然としていると、彼が歩いてきた。「これが…」僕達は大量に落ちている死体を見た。
戦争だ。

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl目標1000フォロワー・わがままだけど欲しい