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すると、そこら中からローラーセキュルティロボットが出てきた。

説明しよう。この学校では監視をすべて人工的ロボット(AI)が行っている。
なので、電気代だけで人は使わないでいいため、この学校にやとわれた警備員などが事故に巻き込まれることがない。
しかし、いくらセキュリティが強いAIでもそのセキュリティを突破するハッカーは出てくる。
その中にどうやら博も入っていたらしい。ローラーセキュリティロボットは、名前の通り4つのローラーを自由自在に動かして、どんなところでも森超えることができる。
他には、目が前後、左右に取り付けてあり、ほとんどどこでも見え、何か事件があるとそこの場所と映像を学校の職員室に送られ、できるだけ早くに先生が駆けつけてくる。
もしも誰もそこにいなかったら、学校が持っているほかのロボットを出動させる。
その一つは4つの足があり、保健用のロボットだ。
そのほかには一つの長いひもにつながれた2つのバイクロボット、それは悪者をぐるぐる巻きにして身動きをとらないように縛り上げるロボットだ。
そのひもはとても太く、とても固いため、逃げ出すことはほとんど完全に不可能だ。もしもロボットができないと判断したが、普通に裸(何も防御や縛り上げるものをなし)で飛び込むと、ケガをする恐れがある。なので、ちゃんと装備はある。
その装備は、体力を今使っている2倍使え、アーマーは固く、顔は銃弾ガラスで囲まれていて、空気はところどころにある穴から出し入れをしているため、一応息切れて死ぬことはない。
説明はそのぐらいで話に戻る。

「な!?」忍座先生は戦うポーズをとったが、それを忍差が止めた。
「このロボットは監視用ロボットだわ。戦ったってどうせぼろ勝ちするだけよ。でも問題なのは…」忍差は廊下の奥の右側にあるドアを見た。
そこは職員室だ。どうやら彼女は監視ロボットのことをすべて把握しているらしい。しかし、このロボットのことは先生しか知らないし、そのことが書いてある資料は頑丈な倉庫の中に隠してある。知られるとどうしてか困るらしい。
それでは忍差はどうやって見つけ出したかは分からない。もしかしたらその倉庫の中にある資料を読んだ?それは多分無理だとは思う。大体の時は忍座先生が職員室にいるため、忍び込むのはとても難しい。
それではどうやって探り出した?その答えは…
「博ってすごいよね。」岡名がニコニコしながら言った。
「へへ、そうかな」とみんなが話している間、忍差とさっき立ち上がった金木は二人だけのトークをしていた。
しかし、今回はいつもとは違う。声を使って話している。どうやら何か体だけでは表せないことらしい。
「忍差、お前何者だ…」
「なにが?」
「お前、今年の1学期…、ずっとあのロボットのことを探っていたんだな…」
すると、忍差が少し驚いた。「な、なんでそのことを…」
「あのロボットの資料はとても頑丈な倉庫の中に隠してあるあれに手が届く人間はまずいないだろう。たぶん先生も。」
「でも、お前はすべてのことを知っていた。だからほかに考えたのはお前が誰かに無理やり話させた。でも忍差はそんなことをすることが想像できない。」
「だから、一番最後に考えたのは、長い時間をかけて探り出したとしか考えられない。」
すると、忍差は小さな声でフッと息を吐き、降参した。
「そうよ。私は1学期、物陰に隠れてずっとあのミステリーなロボットのことを調査したわ。そして分かったの…」
「何がだ…」間が開いてから、答えた。「あの倉庫から30m以内にいると、セキュリティの突破が結構楽に行えるということ。たぶんそのことを誰も気づかないとでも思ったのでしょう。愚かね。誰も来どかないなんて思った人は。」そして、博を見た。「でもあなたはすごいわね。このことを気づくなんて。」それは博には届かなく、博はずっと岡名といちゃもんを付けあっていた。
職員室を見ると、先生たちが走ってきていた。
とりあえず忍差、金木と忍座先生はおとなしくすることにした。
「これからが思いやられる…」