ロボットは少しすると地響きを起こし、水中で爆発を起こした。だが、水がその爆発をすべての見込み、地上では何一つ悪いことは起こらなかったのだった。1件落着ということで皆は自分の場所へ戻っていった。妖怪たちは妖界へ、府氏橋は自分の探偵事務所へ、忍座先生、忍差と金木は学校へ。
「それじゃあこれからどうするかだ」忍座先生は金木と忍差を見た。「また普通に教室へ戻ることもできるが。今はひるやすみだし」彼は腕時計を見た。「僕はどっちでもいいです」「私はどっちでもいいです」2人は全く同じことを言った。「本当にお前たちは似ているな」「「そんなことないです」」2人はそれを否定した。魔反対の効果を出す方法で。「やっぱり似ているじゃないか」忍座が2人をからかっているとそこへある人物がどこからともなく表れた。
「おやおや、これはすまなかったね、少し何をしているのか知りたくてね」そこにはサラリー殺しがいた。「本当に、お前はいったい何者なんだ。僕たち3人が気付かない速さでここに現れるとは」「言ったでしょう、私はただ、通りすがりのサラリーマンだとサラリーマンだと」彼は薄く笑った。「いや、普通のサラリーマンならこんなに早く動けないだろ」忍座はため息をついた。本当にいったい誰なのだと「だからお前は本当に誰なのだ」何度聞いたとしても忍座は分かっていた。彼がずっと「ただのサラリーマンだ」というと。
「まあいい、とりあえず聞こうか、なぜ君がここに来たのかを」忍座は真剣に会話を始めた。勿論忍差と金木はその横で見物しているだけだった。
「私ですか、私はただ元気にしているのか見に来ただけですよ」だが、彼は信じなかった。「そんなわけがあるはずない。本当のことを話してもらおうか」「本当だって」いくら彼が同じことを言っても忍座は同じことを聞き続けた。「魔理由を適当に作るとしたらこれを私に来たとでも言おうかな」彼はポケットから1枚のノートを取りだした。「これは未来のことを予測し書いたミステリー小説家の小説がすべて書かれている。これを持っておくといい」彼はそのまま向こうへと歩いて行った。今度は普通に。「それじゃあまたいつか会うことにしよう」彼はそのまま木の後ろに歩いていき、木の後ろに隠れるとそのまま姿を現さなかった。
「やっぱり普通の人間ではないな。向こう側に歩いて行ったという方法はあるが…すぐに見てみたがもういなかった。まるでその場から跡形もなく消えたかのようだ…」忍座はそのまま2人を連れて学校へ帰った。
「それじゃあそろそろ昼休みが終わるし戻るぞ」忍座は走りながら言った。「ま、あいつのことは保留ということにしておこうか」彼はそのまま学校の門を超え、何事もなかったかのように校庭を歩き回った。「多分このほうが怪しいと思うけど…なんで学校の教師が昼休みに校庭でうろついているんだ」金木はぼそりとつぶやいたが、自分の教室へとは戻っていった。
だが忍差はまた学校から消え、遠くへ走っていった。だが、2人にはどこに行ったのかわからなかった。
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