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「え?」僕はあの事を思い出し、首を振った。「んなわけない。あそこでは見ていないもの」僕は信じられなかった。記憶の中では一切古見を見ていなかった。そんなわけがない。僕はそう思った。「いたよ。いた。僕はちょうどその時、とおりかかったんだ。そしたら救急車の音がして、気になったから寄ってみることにしたよ。そしたら君、井辺名を見たんだ。駆け込むのを。だからもっと気になってできるだけ近くいに行ったら救急車の中で声が聞こえた。「その力は重要だ。大切な人に使え」って。僕はいったい何のことを言っているのかわかっていなかった。だからちょっと長っさをさせてもらったよ。そしたら井辺名が不思議なことをしているのが目に入った。物が浮いてたんだ。井辺名の前で。最初は幻覚かと思ったけどもっと見たから幻覚だとは思えなくなった」僕は黙ってしまった。古見が言っていることは本当だ。テレパシーでチェックした。「だっから知っているよ。君が普通の人とは違うことも。」僕は何も考えることができなかった。終わった。三つかった。人生は終わった。見つからずにひっそりといることはできなくなった。すると、どこからか聞いたことのある声が聞こえてきた。「でも…それはおかしいことじゃないと思うよ」僕たちははっとその方向を見た。「新説!?」僕たちはびくりとして新説を見た。「どういうこと?」真剣な顔で僕は聞いた。知りたかったからだ。彼の言っている意味が。「この世界は…大事なことを知らない」新説はなぜか少し違った。まるで今までが本心ではないように。「この世界は知らない、いつも身に持っているものを。皆は君のように空も飛べ、テレパシー使える。使用と思えば誰かを不死身にもできる。それは1度しかできないが。この世界は…超能力を知らない。誰でも使えるのに誰も使おうとしない。この世界は平和だ。その平和な世界が…」

僕は大っ嫌いだ

「な!?」僕は彼を透明の箱に閉じ込めた。彼は壁をコン、とたたいただけで全く驚いてもいなかった。「こんなものじゃ、」彼は指を鳴らした。「僕を止められないね」すると、箱が壊れた。というか消えた。
まさか超能力が解除された!? 僕は1歩下がった。「まだ気づかない?」彼は僕を見た。笑ってもいない、ただただ生きるような顔だ。「…」僕は彼から幅をとって警戒した。彼は僕よりも強い。もしかしたら教えてもらったのかもしれない。「この世界はおかしいよ。」彼はまた手を鳴らした。「この世界の平和は消す」地面から何やら死んだ後の骸骨が出てきた。スケルトンと呼んでおこう。スケルトンはもちろん目がなかったが、その中は真っ黒だった。まるで完璧に光を反射しているかのように。そしてその中には赤い点があった。その赤い点が僕たちをギロリともた。僕たちの方向に回る時、骨が当たる音や何かまるで肉が切られるような気味の悪い音がした。「マジか…」僕は目を閉じ、集中した。「サモン」僕が口に出したが、何も起きなかった。「失敗しただろ」彼は無表情で僕の方を見てきた。今までの新説は本物の新設ではなかったのかもしれない。それか今が裏の彼なのかもしれない。「いや、」僕はにやりと笑った。「成功したさ」すると、急に暗くなった。「何!?」外には目が合った。大きな赤い目が。 サモン、フレイムドラゴン 窓の反対側には巨大なドラゴンがいた。僕が生み出したものだ。こいつは火を吐く。しかも、体全体かたいウロコで囲まれていて、倒すのもほぼ不可能。僕が解除するまで原子爆弾などをドラゴンの10m以内で爆発させないと倒すのは無理だろう。今、前にいるスケルトンにはたいてい無理だ。「新説には…いや、言い直そう。お前には…」僕は下を指さした。
計画を止めさせる

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl目標1000フォロワー・わがままだけど欲しい