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拾った女の子は常識知らず‐マリナが激怒

家に帰ることになり、僕も少々うれしかった。
「るんるんルン♪」僕は鼻歌を歌いながら家に帰っていた。
だが、やはり落ち着かない。今までだったら普通に過ごすことができた。
だが、今では何かが欠けている気がした。
やっぱり、無理だった。
罰を与えるのは。
「おいで」僕は後ろを振り向いて告げた。
すると、後ろでしょんぼりとしていたはぱっと明るくなって飛び込んできた。
「ちょ!?キャン!」僕はびっくりした子犬のように悲鳴を上げた。
だが、ホノカはめちゃくちゃうれしそうだった。
「本当に…」僕はため息をついたが、彼女の手を握った。
やっぱり、無理だったか。

家に帰ると、ベッドに寝転がった。
今日はどうしてか、お母さんが家にいた。
「社長に急用が出たから帰れたの」仕事がそんな理由で仕事が消えるのかはわからなかったが、めんどくさかった。
その証拠といえば、学校から帰ってベッドに寝転がろうとしたときだ。
「ちょっと!」お母さんが叫んできた。
僕はため息をついた。
今日は特に疲れたからベッドでゴロゴロしたかったが、お母さんに勧説否定をされてしまった。
「ダメ!ちゃんと外で遊んで来なさい!」その時、僕はアメリカの人がうらやましくなった。
いいな~、アメリカだったら外に出なくていいのに。
外に出れば銃を持っている人がたくさんいるので、出さない親が多いと聞いたことがあるからだ。
その時、僕はあることを思い出した。「そういえば姉はどこに行ったの?」
「姉って…まあ、1週間前に帰っていったわよ。ま、さ、か」お母さんの表情が急に変わった。
「気付かなかったというわけじゃないよね~、自分の家族なんだから―」僕は慌てて首を振った。
本当は気づいていなかったのだが。最近はいろいろなことが起こったので、全く気付かなかったのだった。
「遊ぼ」ホノカに誘われ、僕は仕方なく遊びに出ていった。
外に出ると、誰かにぶつかった。
前を見ていなかった僕が悪いのかもしれない。
「いたタタ…」僕が前を見ると、そこにはマリナがいた。
道端には空気が詰められた柔らかいボールが転がっていた。
「ちょっと!」マリナはほおを膨らませて起こった。
「ちゃんと前を見てよね!」僕はその顔を見て、もっとからかいたくなった。
なので、最初に思いついたことを口に出した。
「倒れた時、かわいかったぞ。エロい意味の」普通なら顔を赤くしてめちゃくちゃ怒ると思ったが、彼女はその真反対だった。
顔を赤めることもなく、最後の一言を片耳から聞き入れてもう片方の耳なら吹っ飛ばしていた。
「かわいいって?ありがと~」まあ、もう怒らなくなったのはよかったことだったが、すぐにめんどくさくなった。
それから数秒が立ち、やっと彼女は言われたことを翻訳できたようだ。「ちょっとー!」これで2回目だ。
まあ、今回は最後の『と』が長めだったが。
僕はマリナが顔を赤くして起こっているとき、両耳を開いておいた。
これで、片耳から入った言葉はもう片方の耳から出ていき、全く聞き取らなくてよかった。
だが、今日、神は僕の敵だったようだ。片耳から入ってほとんどはもう片方の耳から飛んでいった。
だが、問題が一つだけあった。
一番聞きたくなかったところだけめちゃくちゃ聞こえたのだった。

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