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原爆を落としたのは米国の戦術であって、日本の「せい」ではないのですよ。

@Nataly3345 という方のTWeetを読んで。
どうも言語学がご専門の方のようですが、妄想がひどいようです。
この手の方達が、当時の日本国の状況、米国の状況を学んでいるというとそうでもないので、こういう認識におちいってしまうようです。

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戦術ですから、交渉できる相手まで殺害すれば、交渉にならないので東京に落とさなかったのではないかと考えます。
南京と重慶を引き合いに出されているようですが、南京に関しては誤爆を除いて蒋介石国民党軍の飛行場および軍事施設を狙っているわけで、計画的に軍や軍事施設以外のキリスト教徒が多く住んでいた長崎まで原爆を落とす行為とはまた違いがあると考えられます。

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当然ながら、重慶は蒋介石が逃げ込んだ時点で、当時の軍事技術での陸路からの攻略は難しい重慶という都市に空爆が予想されるので、戦闘員以外の他国エリアへの避難を行うべきであったのに避難を行わなかったのは、蒋介石側の過失と呼べるでしょう。
日本の東京や大阪での空襲で大勢の犠牲者が出たことに関しても、当時の日本国政府や軍の過失と呼べるのではないでしょうか。
この方は【「本土決戦」に付き合う気などない】などと言及されていますが、それでは日本にいられないと思いますし、のちにスキーで銀メダルを取られた人物の一家のように山の中を点々と逃げ回るということぐらいしかできないでしょう。
それか中国に渡って蒋介石や中国共産党に協力していた青山和夫や鹿地亘などのように日本国と日本人に敵対するしかないのです。

そもそも当時の【戦争】は【国家】と【国家】の【宣戦布告】後の外交的戦闘行為です。支那事変の際は【宣戦布告】がなかったのですが、様々な中国の蒋介石政権や軍閥、何より共産主義者からの軍事的暴力的行動に対する、停止防止を求める【復仇】という【国際法】での【軍事行動】なのです。

【戦闘行為】は、【倫理観】の枠外にあります。このことの理解ができないので、この人物のように【混濁】した論理性しか持てません。
あらゆる正当化をしても【戦闘】での【殺害】は、倫理的に【不道徳】です。
国家や団体がそれでもその【行為】を行わざるを得ないために、行います。わかっていても行われるので、【国家】や【団体】がその【倫理観】を請け負って【国民】および【構成員】にその【不道徳】な【殺害】を含める【戦闘行動】を行うのです。

人間が、生命体である以上は、【殺される】こと、【奪われる】ことは良いとはしません。
それでもなを且つやらざるを得ないのが【戦闘行為】なのです。
戦闘行為は不道徳行為だということはどこの国家や団体の人間でもわかっているでしょう。
最近では、ロシアがウクライナを、中国共産党がインドと、アルメニアとアゼルバイジャンと【戦闘行為】を行なって【戦死者】が出ています。
では、それらを【悪】としてしまえば、第二次世界大戦以降にあった戦闘に加担した国家と国民、団体と構成員はすべて【悪人】になってしまいます。
このように考えると、【知識】が無いとおかしな【思い込み】や【思考】に走ってしまいます。
特に、別分野で専門知識があり、自他共に【優秀】とされるような人物はなおさらなのです。
【優秀】であるがゆえに、【優秀】であると思うがゆえに、自分の無知を理解されていないと考えます。

中学生や高校生のみなさんには、ぜひこういうような【思い込み】をする前に、いろいろ調べてから発言してほしいものです。
現在は、調べられるところが多数あります。
国立国会図書館アーカイブやアジア歴史資料センター、各大学のリポリトジ(公開論文)などいろいろあります。

#南京事件 #南京大虐殺 #南京虐殺 #中高生 #教育

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