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【完全保存版】ニキビってどんな病気❓日本一わかりやすいメカニズムの説明と最新治療ガイド‼️マッチョな皮膚科医が解説💪

みなさん、こんにちは!
マッチョな皮膚科医JOJIOです💪

今日は、ほぼすべての人が一度は悩む
「ニキビ(尋常性ざ瘡)」について、
わかりやすく解説していきます。

JOJIOも中学から高校時代にかけて
特にニキビに悩まされました。

ニキビあるあるだと思いますが、、、

何か写真を撮るイベントだったり、
修学旅行だったり、告白するタイミングなど
ニキビが出来てほしくないタイミングで
ニキビって出来ますよね、、、😢

また、皮膚科医になった現在も毎日のように
重症なニキビの患者さんを治療していますが、
「ニキビによるメンタルへの悪影響」は
計り知れないと悩んでいる患者さんを診て思います。

JOJIOは自分の元に来てくれた
「患者さんのニキビを絶対に良くしてやろう」
という強い気持ちで診療にあたっています。

初回のニキビ診察は5分から10分ほどかけて
ニキビができるメカニズムから治療、スキンケア
の方法まで丁寧に説明しています。

それではニキビについて解説していきますね!

🔴ニキビはただの思春期の悩みではない!

日本人の90%以上が経験するニキビ。
12歳頃から発症し、
16〜18歳で悪化することが多いです。

たかがニキビでも正しく治療しないと
ニキビ跡が残ってしまいます。

ニキビ跡になってしまうと
美容医療なども組み合わせないといけないことがあり、

皮膚科医としてはニキビ跡に移行しないように
疾患の啓発と確実な治療と指導が求められます。

「自然に治るでしょ?」と放置するのはNGで
速やかにニキビを治療し、
予防的治療を継続していくことが重要です。

🔴ニキビの進行と種類
ニキビは大きく2段階に分かれます。
非炎症性皮疹と炎症性皮疹です。

① 非炎症性皮疹
・面皰(めんぽう=毛穴のつまり)
・白ニキビ(毛穴が塞がり、ぷくっと盛り上がった状態)
・黒ニキビ(毛穴が黒くなり塞がり、盛り上がった状態)

② 炎症性皮疹
・赤ニキビ(毛穴内でアクネ菌が増殖し炎症がある状態)
・黄ニキビ(毛穴に膿がたまった状態)

① 非炎症性皮疹→ ② 炎症性皮疹に移行します。
② 炎症性皮疹を速やかに治療しないと
ニキビ跡になってしまいます。

正直難しくて分からないですよね、、、

これらの言葉を使ってもう一度
わかりやすく説明していきます
😎

ニキビは「毛穴のつまり(面皰)」から始まります。
毛穴がつまると「白ニキビ」「黒ニキビ」ができます。

毛穴がつまって皮脂がたまっている状態である
「白ニキビ」「黒ニキビ」の内部に
皮脂をエサに増殖する「アクネ菌」が増えていきます。

増えた「アクネ菌」をやっつけるために
「炎症」が引き起こされ、「赤ニキビ」がつくられます。

「赤ニキビ」の炎症が強いと
膿がつくられ「黄ニキビ」に進化していきます。

炎症性皮疹(赤ニキビ、黄ニキビ)をこじらせると
「ニキビ跡」になってしまいます。

つまり!!!
「毛穴をつまらせないこと」でニキビは予防できる!
「アクネ菌をやっつけること」で炎症性皮疹(赤ニキビ、黄ニキビ)を治療できる! ということになります。

🔴ニキビ治療
ニキビができるメカニズムを理解すると
ニキビ治療の2つのターゲットが見えてきます。

「今ある炎症性ニキビ(赤ニキビ、黄ニキビ)を治す」と「新しいニキビを防ぐ」の2つです。

「今ある炎症性ニキビを治す」治療には
アクネ菌をやっつけて炎症を抑える
①抗生剤外用と②抗生剤内服が使われます。

① 抗生剤外用薬(赤ニキビ/黄ニキビに使用、抗炎症)
ニキビの炎症を引き起こすアクネ菌の増殖を抑えます。
▶︎代表的な薬
✅ クリンダマイシン(ダラシンTゲル、ゼビアックスローション)
✅ ナジフロキサシン(アクアチムクリーム)

② 抗生剤内服(赤ニキビ/黄ニキビに使用、抗炎症)
炎症がひどい場合に、体の内側からアクネ菌を抑える。
顔全体や背中・胸の広範囲に赤ニキビがある人に適用。
▶︎代表的な薬
✅ テトラサイクリン系(ドキシサイクリン:ビブラマイシン®、ミノサイクリン:ミノマイシン®)

「新しいニキビを防ぐ」治療には
面皰治療薬(毛穴のつまりを解消してニキビを防ぐ)
というものがあります!

面皰治療薬(毛穴のつまりを解消してニキビを予防)
炎症を起こす前の面皰、白ニキビ、黒ニキビを改善。
▶︎代表的な薬
✅ 過酸化ベンゾイル(ベピオ®ゲル)
→ 角質をはがして毛穴をつまりにくくする
✅ アダパレン(ディフェリン®ゲル)
→ 皮膚ターンオーバー正常化で毛穴をつまりにくくする

治療の復習です!

🔥 「赤ニキビ/黄ニキビを治す」
→ 抗生剤外用薬、抗生剤内服

🔥 「毛穴のつまりを解消し新しいニキビを作らせない」
→ 面皰治療薬(過酸化ベンゾイル・アダパレン)

炎症性皮疹をは3ヶ月以内に速やかに正しく
抗生剤の外用と内服を行う!

毛穴のつまりを解消してくれる
面皰治療薬(過酸化ベンゾイル・アダパレン)は
1ヶ月後、3ヶ月後、半年後の
ニキビのない肌を目指して継続して毎日塗り続ける!

この継続が1番重要です!!!!

以上ニキビのメカニズムと治療について
お話させていただきました。理解できましたか?

まずは何よりも!
ニキビが出来たら皮膚科を受診してくださいね。

「たかがニキビ」ではなく、「早めの治療」が大切です。
ニキビは適切な治療とスキンケアで改善できます。

正しい知識を身につけて、
きれいな肌を目指しましょう😊

最後まで読んでくれてありがとうございます!
良かったらフォロー、スキよろしくお願いします🙇

それでは、また次回!
マッチョな皮膚科医JOJIO

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