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皮膚科医が教える皮膚科の魅力
あなたが医者になるなら、
何科の医者になってみたいですか?
それぞれの診療科に
学問としての面白さとやりがいがあると思いますが、
ここは皮膚科が好きな皮膚科医のページ。
ですので今日は皮膚科の魅力について少し語ります。
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皮膚科の魅力ひとつ目は
臨床所見(見た目)だけで診断をつけられる
唯一の診療科であることです。
皮膚に生じた病変の特性(発生場所、皮疹の性状、痒みや痛みなどの自覚症状)を理解することで診断をつけるもしくはおおよその病態や鑑別疾患を予想し、治療につなげることができます。
他の診療科では診断に
血液検査、画像検査、内視鏡検査などが
必要になることが多いと思います。
それに比べると、
診断と治療をしやすい診療科といえます。
しかし、逆にいうと
患者さんの運命は受診した皮膚科医の目(臨床力)に
かかっているわけです。
皮膚科医は日々勉強をして、
あらゆる疾患の可能性を頭に入れて
診療しなければいけません。
難しいからこそ勉強しないといけず、
その部分が楽しい診療科です。
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皮膚科の魅力ふたつ目は
皮膚科独特のダーモスコピー検査、病理検査があり
臨床(見た目)だけでは診断が難しい時に
これらの検査を頼ることができることです。
ダーモスコピーは皮膚の表面を光で反射させないことにより皮膚内部の構造と色素がどこの層にあるかをみることができる拡大鏡です。患者さんへの負担はなく、すぐに施行できます。
病理検査は皮膚病変の一部を切り取ってホルマリンなどに漬けて病理部に送り、細かくスライスしたものを顕微鏡で見て、どのような炎症細胞が主体で炎症が発生したのか、どのような腫瘍細胞で病変が構成されているのか、腫瘍細胞は悪性かそれとも良性かを確認することができます。
もちろん他の診療科でも病理検査をすることがありますが、皮膚病変は組織が採りやすく、検査のハードルが低いことと、悪性か良性かの判断だけではなく、炎症の型を判別したりなどより細かい部分に関しても判断できる点が異なります。
この二つの検査に関しては
検査結果を解釈する経験、知識が必要になります。
ダーモスコピーに関しては2007年まで日本で
保険収載されていなかったことから
知識がアップデートされていない先生では
なかなか読み解けない先生がいることは事実です。
ヒントや有用な検査が多い分、
勉強が必要な診療科と言えます。
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最後!皮膚科の魅力みっつ目は
治療効果の判定が容易であることです。
皮膚科の疾患の多くは、
臨床(見た目)がよくなることが
治療有効ということに繋がります。
皮膚疾患で悩む患者さんは
整容的な側面からも
心身ともに疾病負荷がのしかかっています。
その部分を的確な診断とそれに基づいた適切な治療により、改善させられることが皮膚科医としての1番の楽しさ、やりがいに感じます。
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今回は、皮膚科の魅力について語ってみました。
いかがでしたか?
もし医者になるなら、皮膚科を一緒にやりませんか?
私は皮膚科を選んだ以上、患者さんの助けになれるように、毎日着実に知識を習得し、努力します。
皮膚科医トレーニー JOJIO