入場料1,500円の本屋に行く
2月の三連休に有料制の本屋さんに行く機会がありました。
書店名は「文喫」入場料1,500円(土日祝は1,800円)払えば3万冊の本が読み放題のお店です。そんなユニークな書店を知ったきっかけは朝のラジオでした。今回はラジオきっかけで、来店動機付けされた経緯を振返ります。
テーマは【毎日接触する情報】×【意外性ワードと想像性】×【書店の想い】
始めに
私は毎朝J-waveを流しながら、朝御飯や出勤の準備をしています。毎朝のルーチンです。
今回の文喫は毎朝5分程のコーナーで紹介されていました。
最初は入場料1,500円支払う本屋さんという紹介から始まり、「なんだろう?」と思いながらラジオを聴いていました。
そこから書店の内容や様子、コンセプトから特徴、書店を立ち上げた想いを聴いて、「週末体験する!」と決めたのを覚えています。
今回来店動機付けされたきっかけを振返り、感じたことを整理します。
その①:毎日接触するラジオの力
毎朝ラジオを聴く、この行動を習慣化されている方は多いのではないでしょうか。今回はラジオを通じて「毎日耳にしたことが効果的」だなと感じました。特に自分が興味あるテーマの場合、毎日少しずつ内容が深堀され、解像度が上がり、楽しそうなイメージが膨らんでいく。
あと、毎日ブランド名(文喫)を耳にすることで記憶に残りました。
毎朝5分×4回(計20分)の情報量が丁度良かったのかもしれません。一回20分だと記憶に定着したか・・・?
【ラジオという習慣化されたメディアでテーマを分割配信。少しずつ解像度を上げる】意外と大事かも。
その②:意外性ワードと想像性
「入場料1,500円」「寝てもOK」「ソファや喫茶あり」など気になるワードが盛りだくさん
普通の本屋にはない機能を耳にして、ラジオなので想像が膨らみます。これテレビで映像付き紹介されたら「視る=正解」になり、ある意味楽しみがないですね。
意外性ワードで想像を膨らますことができた。これも今回の動機付けのポイントだったと思います。
その③:書店の想い
店長さん?が話してくれた文喫を始めたきっかけ、想いを聴けたのが
最後の決め手だった気がします。
書店は博物館や美術館と同じ価値あるから、1,500円の値付けにする。
客数を増やすのではなく、滞在時間を伸ばす。顧客満足度を上げることを大切にする
書店を通じて体験を提供する
など店長さんが発言する「芯の想い」に心動かされました。(人を動かすプレゼンに近い印象)ストーリーって大事だなと実感。
というわけで、月~木曜までラジオを拝聴し、週末に文喫を訪ねたお話しでした。六本木のど真ん中に位置する一等地にあり、立地は最高。店内は80名程しか入れず、ゆったりと過ごす事が出来ました。
私は4時間程で帰宅しましたが、朝から閉店まで滞在する人もいるそうです。
【毎日接触する情報】×【意外性ワードと想像性】×【書店の想い】
ラジオって面白いですね。
その他
興味本位で文喫の売上伸ばす伸びしろを考える。
書店内に滞在できる人数は上限あり(80名程度)となると、顧客単価を上げるしかないですね。
店長いわく「滞在時間長い=客単価上がる」お腹減り飲食を購入、本に触れる時間長くなり書籍購入。顧客満足度を大切にしているそう。
雑に計算したら収支トントンくらいかもしれません。
月商1,000万円で費用もそのくらい。
文喫コンセプトに賛同できるので長く続いてほしい!
※オレンジ色が重要KPIのはず
書店内の企画や飽きさせないテーマづくりなど、書店運用が大事になりそうです。