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唐突に始める紙整理で必ず得るもの
こんばんは。
国産米粉のパン工房ジョインズハウスの安田です。
毎年、年末の大掃除は全く計画性なく、
やりたいときに、やりたいことだけする。
それが一番ストレスなく早く片付く方法としている。
連続テレビ小説を観ながら、朝ごはんを食べ終わると
ため込んだ書類、積読の本が目に入り、ついでに最近していなかった
模様替えをやってしまおうか。と思い立つ。
そう決めると、あれをこっちに持ってきて、
それは、あちらに、これは、売り場に。と
アタマの中で配置換えをして始める。
目標は午後3時には水平部分には余計なものがなく、
チェストやキャビネットに納められていること。
それには、まずその箱の中の不用品を片付けなくてはならない。
段ボール箱と不用品を入れる袋を用意して、さ、始め。
途中、ホントにその時間に終われるのかという散らかりようになるが、
大丈夫。これまで出来なかったことはない。
要、不要の分別するとき、紙の場合、感情を入れない。
トキメキで決めない。
ばっさばっさと瞬時に判断して分けていくのだが、
ん?と思った2つだけ、整理が終わったあとに見るのに除けておいた。
そのひとつが、これ。
何年前に描いてくれたものかな。
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イラストレーターのれいこさんが、直感イラストで
ちょっと先の私を描いてくれた。
添えられた文は「あるいたアト のぼったアトには
何が ある? そこにあるモノがあなたのチカラ
大きなステップが目の前にあるが カコの自分がおしあげてくれる」
ですって。 彼女のカタカナの使い方がおもしろい。
そして、多分4年前、東京の恵比寿でマカナさんのセッションを受け、
録音したものを文字起こししたもの。
今なら簡単にそれは出来るだろうけど、1時間ほどの文字起こしは大変な作業だった。
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改めて読み返して驚いたことがある。
何回か読み直したことはあったが、一度も目に止めなかった、
「体温低い人が多いから小麦粉のパンより米粉のほうが体温上がるんじゃないか、と聞こえてきますね。」と書いてあるところ。
しかも、米粉のこめを※と変換ミスしているのさえ気づかずにいた。
そのうえのほうにも、最近よくお客様となにげなく喋っていることや、
私のひとに対するときの考え方が書かれていて、改めて驚くことばかり。
いつもそうだけど、今こうなっているキッカケというのが
なんだったのか思い出せない時には、増してそうしたい。という欲求が
突き動かすのか、やってみて結果を検討し、更に試す、が出来てしまう。
それが、今秋に完成した(いや今でも進化中)米粉パンと米粉シフォンケーキだ。
こうなるというのは、実は決まっていたのか。
4年前の書きおこしを読んでそう思わざるを得ない。
今住んでいるところより北に行く。と書いてあったけど、
それも今年ワンコ連れ旅行に、初めて以北の宮城の蔵王近くに行ったしね。
しかもそれが、これまで何十回と言ったなかで一番良かったんだもの。
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私たちは、実は既に決まっていることをなぞって生きているだけなのか。
表面的に良いこともそうでないことも折り込み済みで
でも生きてるからOKなのさ。と言われている気がする。