なんでこの人の声は深く深く刺さるのだろう-玉置浩二さん。
先日、録画再生して観たSONGSでの玉置さん。
私より年が上だと思っていたら、64歳なのですね。
ということは、リアルタイムでほぼ同じ年の玉置さんを見ていたわけか。
35年ほど前の映像を見ると、バブリーなあの時代特有の服や化粧、
ヘアスタイルを思い出す。
あの頃。
今は全く化粧もしない私でも、結構濃いめの化粧をし、
人生で一番髪を伸ばしソバージュにして
肩パットの入った服を着て…。
先日、「そういえば、お母さん、昔、毛皮のついたコート着てたもんね。」と娘に言われて、そんな時もあったわね。と笑ってしまう。
さて、そのころから玉置さんはうまかったけど、
あの化粧と衣装のインパクトが強すぎて勿体なかったと今では思う。
先日のSONGS では、玉置さんが北海道の旭川から東京へ行くときの
壮行会でお父様がその時のことをお話しされていて。
息子のやっている音楽は、よくわからない。
私は演歌しかわからないんですよ。
だけど壮行会のときに、息子が唄ってくれたのが「与作」でした。
それを聞いて、あぁ、東京でも大丈夫だ。って思ったんです。
…というエピソード。
最強でしょ。
なんて優しいんだろう、玉置さん。
その映像で初めて見た玉置さんのご両親。
とっても真面目そうで、こういうおうちで育ったんだ。
とか、詳細は知らなくても、
だから、ああいう曲が作れるんだな、という
ストーリーが浮かびました。
きっと、たくさんの愛されているという経験や、
悲しかったこと、傷ついたこと、
楽しかったこと…。
それを曲に出来るって素晴らしい。
なにより、歌の番組は好きじゃない。と
言っている夫が、文句も言わず最後まで観てたことが
それを物語っていると思うのです。
最近の、オーケストラとの共演。
最後はマイクを置いて、生の声だけで歌う。
あの声は宝物。
ほんまものですよね。
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