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間伐を前提とした「人工造林」

どうも、小倉丈一郎です!
新潟県三条市出身、26歳
現在は奈良県宇陀市の森庄銘木産業で
樵(きこり)の仕事をしています。

新潟で林業家として独立するために
奈良へ移住して林業を学んでいます。

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現在の林業で行われている「人工造林」では
最終的に収穫を目指す立木本数の数倍
または数十倍の苗木を造林します。

造林された人工林では
自然状態では見られないほどの密度で
木を生育しています。

このような造林をするのには理由があります。
①できる限り早く樹冠(立木の葉と葉の間の隙間)を
 閉鎖させることで、雑草木を生え難くする
②木の根本から梢(木の先端)までを
 本末同大(根本から先端までがまっすぐで
 太さが一定のこと)でまっすぐな木に育てる


この生育途中で一定数の木を間引くこと(「間伐」)を
前提としたやり方が推奨されています。

「間伐」とは間引きをするこであり、
森林全体の密度や成長具合を調整するために
行われることが多いです。

野菜の栽培でも行われる
作物同士の間隔をあける間引きを
イメージすると分かりやすいと思います。

間引き野菜という生産物があるように
間伐材という木材もあります。


この間伐を前提として高密度で木を植える
「人工造林」が一般的に行われています。


現場からは以上です。
またあした!



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