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人生の選択を間違えないためには〜俯瞰力と自己分析力を磨くために

山口真由さんはどうして優秀なのに挫折したのか

成績優秀でも社会ではポンコツ

山口真由さんは東大を首席で卒業し、官僚や弁護士になったが、うまく行かなかった。マルチタスクが苦手だったり、「自分の決めた通りにやりたい」という思いが強かったり、「組織に適応」するのが難しかったり、「考える」ことが嫌いだったり。。。「成績優秀でも社会ではポンコツ」で苦しんだそうだ。

山口真由さんの得意不得意

山口真由さんは大量に素早く文章を読むことが得意で暗記も得意だが、深く考えることや組織に適応すること、話すことが苦手である。こういうタイプは試験勉強は得意だが、考えることや話すこと、組織に適応することが苦手であれば日本の企業でサラリーマンをするのはうまくいかない。

合っていた進路や職業

本人も、もし昔に戻れるならどのような進路や職業を選ぶかと聞かれて、「読む能力を最大限に生かしてお金を稼ぐという観点では、文系に進んで裁判官か調査官になるのが正解かもしれません。大学に残って研究者になるのもありだとは思います。」と答えている。

間違えない選択をするのに必要なのは「俯瞰力」

そして、本人の著書によると、間違えない選択をするために必要なのは「俯瞰力」、物事を全体的に捉えて見渡す力だと説いている(東大首席が教える「間違えない」思考法)。自己分析ができていて俯瞰力があれば、官僚や弁護士という道に進まず、人生を間違えなかったということだろう。

勉強ができても社会人としては成功しない

これだけ賢い人でも人生を間違えるし、俯瞰や自己分析ができない。学校で成績優秀で受験でトップ校に合格すると、自分はできるのだと勘違いしてしまう。しかし、学校の勉強ができるかどうかと社会人として成功するかどうかは全く違う。山口真由さんは運動や話すこと、考えることが苦手と言っているが、そのような運動ができない人、会話や思考が苦手な人は日本の社会においてはうまくいかないのだ。

人生の選択を間違えないためには

人生の選択を間違えないために、全体を見渡す俯瞰力(メタ認知力)と自身の特性を見極める自己分析力が必要と考える。向いている道を進み、俯瞰して客観的に評価できれば、成功して幸せに過ごすことができるだろう。自分はどんな人間なのか客観的に分析し、社会とはどんなものかを俯瞰して把握し、世の中と自分との距離を測り続けることで、進むべき道が自ずと分かってくる。商社マンが向く人もいればプログラマーが向く人がいる。逆だったらきっと不幸せだろう。自身の特性や適性を見極め、どんなことに向いているのか向いていないのか、考えていくのがいいと思う。では、具体的にどうすればよいのか、詳細に書いていく。私の過去の黒歴史も披露することになるので、途中からは有料とする。

自己分析するには

性格や適性を測る検査

世の中にはたくさん性格や適性を測る検査が溢れている。無料で簡単にできるので、ぜひ活用してほしい。

MBTI診断

これは受けておいて損はない。MBTIは個人の行動パターンや思考回路から16タイプに性格を分けている。資質やコミュニケーションの特徴、長所、短所が分かるので、どういった職業が向いていてどういった職業が向いていないかがよく分かる。けっこう項目が多いので時間をかけて診断することになる。

色んなサイトでそれぞれのタイプについて論じられていて、どんな職業が向くか、サラリーマンに向くタイプかどうかなど、非常に参考になる。サラリーマン適性あるのはESTJ(幹部)、ESFJ(領事官)、ISFJ(擁護者)、ISTJ(管理者)、ISTP(巨匠)、極めて適性低いのはINTP(論理学者)、INFP(仲介者)、適性低いのはINTJ(建築家)、ENTP(討論者)、ENFP(広報活動家)だそうだ。

ちなみに、私は建築家タイプで、分析力や洞察力、問題解決能力が高いが、個人主義で集団行動が苦手である。医師、研究者、建築家、コンサル、データサイエンティスト、アナリスト、プログラマーなどが向く。営業や接客は向かないし、そもそもサラリーマンにはあまり向かない。

職業適性テスト

厚労省が職業適性テスト、職業趣味検査、価値観検査などを載せており、色々試してみると面白い。

職業適性テストは、展開図から立体形を探し出す検査(空間認識能力)、文章完成検査(言語能力)、算数の応用問題検査(数理能力)の3つの能力を測り、どんな職業が向いているかを示す。プログラマーやエンジニアだと空間認識能力と数理能力が優れている人が向くだろうし、編集者や翻訳者は言語能力が優れている人が向くだろう。 

私は空間認識能力が低く、立体図形の問題は10問しかできなかった。だからプログラマーやエンジニアはもちろん向かない。どれもそこそこできているからか、マルチスキルの医師やコンサルが向くという結果になった。

他にも、エゴグラム、エニアグラム、適職診断など、性格判断や適性判断は世の中にたくさん溢れている。色々テストしてみて、自分はどんな人間なのかということを理解することが大事だ。

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