プロのやり方大公開!面接でされる質問を予想する方法【就活宿題⑨】
こんにちは!JOI STARTの就活アドバイザーの西田優衣です。
前回は松浦加奈さんから「ESを効率的に提出したい人必見!使いやすい自己PRまとめ表を作ろう」という就活宿題をご紹介しました。必要なときに必要な項目を引き出せるのは便利ですし、文章構成を意識しながら文章が書けるようになるので、効率がぐんとアップしそうですね!
さて今回は面接を控えていて、どんな質問をされるか考えたいあなたに宿題です!
普段面接官をする私が、実際にどうやって想定質問を考えているかをお伝えします。
質問を予想するための下準備
面接官が面接で聞きたいことは大きく2点です。
①どんな考え方の人なのか(自社の社風と合うか)
②何ができるか(自社の求める力があり、再現性があるか)
①どんな考え方の人なのか(自社の社風と合うか)の下準備
面接予定の企業の求める人物像を調べます。説明会に参加した方は恐らくメモを見返せば求める人物像について書いてあるはずです。
メモが無い方、説明会に参加していない方は、企業の採用ページをチェックしましょう。面接では”何ができるか”より”どういう考え方か”について質問することが多いので、企業がどういう考え方の人を求めているかを読み込んでください。
「求める人物像」の記載だけでなく「どういう人が働いているか」についてもチェックしてください。社員紹介ページは、自分の志望職種だけでなく紹介されている人すべて目を通します。企業のホームページに掲載されているということは企業の顔となる社員なので、社員の考え方に共感できる点を面接で伝えられたらアピールになります。
②何ができるか(自社の求める力があり、再現性があるか)の下準備
志望職種に求められる社会人基礎力を確認します。社会人基礎力については「社会人基礎力とは?なぜ必要?企業が求める背景を解説」をご一読ください。
企業が具体的にどの基礎力が必要ですとは伝えていないかもしれませんが、業界や職種ごとに求めらる力の傾向があります。これはネットよりもキャリアセンターや働いている社会人に聞いた方がリアルな情報を得ることができます。
企業が求める考え方・力があると伝えることができれば、合格に近づくことができます。何次面接かによってどちらの比重が高いかは異なりますので、面接官が何を担当しているかは確認しておきたいですね。(詳しくは下記の記事を読んでいただければ!)
質問を予想する考え方
下準備ができたらどんな質問が想定されるか考えます。
どんな企業でもありそうな質問は下記3点です。
・自己紹介をしてください
・自己PRをしてください
・志望動機を教えてください
その他の質問は企業のカラーが出てきますので、今回は専門商社の営業を想定して考えてみます。
例:専門商社Aはこんな営業担当を募集しています。
・職人肌な社員が多いので、一つの物事を追求できる
・元気さで会社に新しい風を入れてほしい
・顧客から課題をヒアリングして提案できる
・困難なことにも粘り強く対応できる
ここから読み取れる、求めらる社会人基礎力は下記3点です。
・課題発見力
・傾聴力
・ストレスコントロール力
この社会人基礎力があるかをエピソードを深堀りして確認すると思います。
想定される質問
①どんな考え方の人なのか(自社の社風と合うか)
・学生時代に力を入れたことを教えてください
・学生時代に成し遂げたことを一つ教えてください
・ゼミや友人の中で、あなたはどのような役割を担うことが多いですか?
②何ができるか(自社の求める力があり、再現性があるか)
・自分で課題を見つけ、解決策を考えた経験はありますか?
・あなたがやりたいことは弊社でなくても達成できそうですが、あえてなぜ弊社ですか?
・ゼミであなたが研究していることについて詳しく教えてください
当日はコミュニケーションを意識
ここまで企業が求める人物像をふまえて質問を予想して、自分の回答を準備をする方法をお伝えしてきましたが、準備に囚われすぎないようにしましょう。
"当日準備したものに答える"という一方的な発表になってしまうと、機械的で伝えたいことも伝わらなくなってしまいます。伝えたいことは要点だけ覚えておいて、あとは当日の流れに合わせて話せるとよいでしょう。
コミュニケーションはキャッチボールです。準備した内容についての質問がなくても、あなたのブレない軸があれば、面接の場で考えたことを話せば大丈夫です。
面接は企業で立場のある人と話せる機会です。その場のコミュニケーションを楽しめるように心にゆとりを持って臨めるとよいですね!
これまで就活宿題を紹介してきました。皆さんの就活の状況にあわせて使ってみてください!