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業界研究のやり方に困ったら…企業の「あり/なし」リストアップ40社【就活宿題④】

こんにちは!JOI STARTの就活アドバイザーの松浦加奈です。

前回は佐藤やすよさんより、「業界・職種を志望する理由を最低10個挙げる」という就活宿題をご紹介しました。実際に書いてみたら、その仕事を選ぶ本当の理由は何なのか?自分はどんな仕事や環境を求めているのか?が見えてきたかと思います。

反面、やりたいことや軸が定まらなくて業界研究が進まない…とお困りの方もいませんか?今週は、たくさんの企業情報の中から志望する業界や職種を見つけ出す就活宿題をご紹介します!

業界研究のお悩み:どの会社も同じに見えてしまう

「色んな業界を見た方がいいと思うけど、どの会社も同じに見えてしまう」
「エントリー数増やしたいのに、大手や知っている会社ばかり見てしまう」

というご相談がありました。

たしかに、ナビサイトの登録社数は2万社以上もあり、ついつい知名度のある会社が目を引くかもしれません。かといって、手当たり次第にエントリーするのは現実的ではないですよね。いっそのことナビサイトを使わないのも一つのやり方ですが、就活序盤に広く浅く企業研究するには情報量が多いナビサイトは便利なツールでもあります。

そもそも、なぜ知らない会社を知る必要があるのでしょう?

一つには、自分に合った仕事と出会う機会を逃さないためです。まだ知らない業界や、今は興味がない職種に、もしかしたら自分の強みを活かせて希望する働き方ができる仕事があるかもしれません。

それに加えて、知名度の低い業界を選ぶことのメリットもあるかもしれません。以前、就活相談にのっていた学生さんが、少しニッチな業界に絞って就活して先日内定を獲得しました。彼はこんなことを話してくれました。

自分も最初はよく知らない業界だったけど、自分が目指す働き方ができそうだと分かって興味をもった。あまり知られていない業界だと、ライバルが少なくて内定が獲得しやすいのではないかと思った。

必ずしも知名度が低い業界を選ばなくてもいいけど、知ると知らないでは仕事選びの可能性が違ってくることが分かるエピソードだと思います。

では、志望業界・職種がなかなか決められないのはなぜでしょう?

「やりたいことを考えても思いつかない…」
「自分の強みを活かせる仕事がピンとこない…」

つまり、業界や職種を選べないのは自分の仕事選びの判断基準が決まっていないから。

業界研究で困っている方や、とにかくエントリー数を増やしたい方は、以前ご紹介した「マンダラート」や「たなおろしーと」で自己分析を深めるとともに、ここで紹介する宿題に取り組んでみてください!

就活宿題:企業の「あり/なし」リストアップ40社

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業界研究で使っているナビサイトや就活サイトから、ルールに沿って企業をリストアップする、という単純な宿題です。

リストはこちらの画像のような項目を用意してください。ツールは表を作りやすいGoogleスプレッドシートかExcelがオススメです。

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リストアップの手順は以下の通りです。

1. 対象企業は片っ端から並べる
就活サイトで「インターンを募集している」「オンライン説明会をやっている」などテーマを決めて絞り込み、企業一覧を表示させましょう。特集ページなどを参考にするのもいいですね。注意してほしいのは、ここでの絞り込みでは業界・職種を絞らないこと。企業一覧を上から順番と機械的に見ていくことがポイントです。

2. 直感で「あり」か「なし」に振り分ける
一覧表示した企業を「あり」「なし」に振り分けてリストアップします。ここで「あり」に振り分けた企業=実際にエントリーする企業となりますので、そのつもりで「あり」を選んでください。「あり」が40社になるまでリストアップできたら、このステップは完了です。

尚、ここでは仮に40社としていますが、目標数字はエントリーしたい社数で設定してください。あり/なし問わず数多くの企業を見ていくことがポイントです。

3. 「あり」と「なし」の理由を考える
直感で振り分けた「あり」は何が良かったのか?また「なし」は何が嫌だったのか?を言語化していきます。避けたい理由の方が思いつきやすいなら「なし」の理由探しから始めるといいでしょう。

4. コツはくだらないと思うことも赤裸々に書くこと
私が就活した際には「制服は嫌だ」という理由を判断基準の一つに掲げていました。我ながらそんなことで?とは思ったのですが、こんな感じで掘り下げていくと自分の価値観が見えてきたんです。

「制服で事務職」=お手伝いさんみたいな仕事は嫌だ
 →責任ある仕事を任される環境がいい
「女性だけ制服」=女性活躍が期待されてなさそうな会社は避けたい
 →女性も活躍できる会社がいい

案外くだらないことこそ、気づきにくい本音を見つけるヒントになります。誰かに発表するものでもないので、ぜひ自分に正直に書いてみてください。

数多くの会社を片っ端から見て、あり/なしを選び、それぞれ理由を書いていくと、自分が本当に仕事に求めていることの輪郭がぼんやりと見えてくるかと思います。それがあなたにとっての判断基準。

仕事内容・一緒に働く人たち・社風・キャリアパスなど、企業ページを見るべきポイントが分かれば、会社の知名度に引っ張られずに企業を選択できるようになるはず。

さらに、そのような環境で自分の強みを活かせそうなポイントが分かってくると、選考の通過率も上がってくるかと思います。

あり/なしの理由を書いても判断基準が自分では分かりづらい…という方は、友達やJOI STARTの就活アドバイザーに聞いてみると、客観的な視点で気づかせてくれるかもしれません。ぜひ試してみてください。

次回は、西田優衣さんから新たな就活宿題をご紹介します。ぜひチェックしてください!


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