ESを効率的に提出したい人必見!使いやすい自己PRまとめ表を作ろう【就活宿題⑧】
こんにちは!JOI STARTの就活アドバイザーの松浦加奈です。
前回は佐藤やすよさんから「ナビサイトの検索条件を上手に活用して、自己分析と企業研究を同時にする方法」という就活宿題をご紹介しました。忙しい就活生にはもってこいの方法でしたね!
今回は様々なESに使いやすいように、自己PRのまとめ表を作る宿題をご紹介します!
こんなお悩みの方にオススメ
自己PRっていくつ作ればいいのか分からない
ESを書くのにどうしても時間がかかってしまう
話が長い、論理的じゃないと言われる
就活では複数の企業を受けることが多いのに、企業によってESで聞かれる質問は様々。用意した自己PRをコピペするにも限界がある…かといって、企業ごとにゼロから書くんじゃ時間がいくらあっても足りない…
ESを機械的に作成してしまうと、企業側は志望度の低さを感じてしまうので、やはり企業ごとに書く手間をかけるのは必要かと思います。とはいえ、PRしたい自分の強みはある程度絞られているはず。
本棚から読みたい本を選ぶように、自分の強みを整理して必要な部分を取り出せるようになれば、かなり効率化できます。ここで紹介するステップに沿って取り組んでみましょう!
就活宿題:使いやすい自己PRまとめ表を作ろう
STEP1 自己PRをまとめる表を用意しよう
次のような表を用意しましょう。今回はGoogleスプレッドシートで作成しましたが、Excelでも大丈夫です。
縦列は自己PRのエピソードが並び、横列には次の項目が並びます。
■(PRしたい)強み ※できるだけ単語で
■苦労したこと、課題
■改善したこと、解決策
■結果
■学んだこと
■(この強みを活かして)やりたいこと
STEP2 自己PRのエピソードを項目毎に整理しよう
STEP1の項目に自己PRに使いたいエピソードを当てはめていく作業です。考えたこともない項目も出てくると思いますが、ここが後々の使いやすさに効いてきます。
例としては、
エピソード「サークルの会計係で学祭の協賛金を集めた」
・強み:状況把握力
・苦労したこと:そもそも話を聞いてもらえない
・改善したこと:協賛のお願いから、サークルで貢献できることの提案に変えた
・結果:目標の30万円を達成した&サークルの貢献を喜んでもらえて来年の協賛を約束してもらえた
・学んだこと:自分のメリットだけでなく相手のメリットを考える
・やりたいこと:営業やコンサルで顧客のメリットを考えた提案をしたい
エピソードの数は、個人差はありますが、目安として3〜5種類くらいあると使いやすいかと思います。
どうしても項目を埋められない!という場合は、もしかしたら自己PRには向かないエピソードなのかも。エピソードの数は多い方が良いわけでもないので、項目を埋められないエピソードは思い切って外すことも検討しましょう。
STEP3 各項目に当てはめた内容を50〜100文字程度に文章化する
STEP2で整理した各項目の内容を、短めの文章にしていきましょう。自己PRをまとめる宿題はこのステップで完了です!
この宿題で一番時間がかかるステップだと思います。やってみると、かなり文字数が少なく感じられるかと思いますが、ここで簡潔な文章を作れると、後々の文字数調整がラクになりますよ。
例えば、
改善したこと:協賛のお願いからサークルで貢献できることの提案に変えた
→協賛のお願いだけでは話すら聞いてもらえなかったので、学生向けのサービスを提供している企業に絞り、サークルで協力できることを提案することで話を聞いてもらえるようにしました。(85文字)
最後のステップでは、この表を実際にはどう使うのかをご紹介します。
STEP4 (ES提出や面接準備の時)自己PRまとめ表から、企業に伝えたい強みを選んで微調整する
企業の質問は一見バラバラですが、実際のところ、この3つに集約されるはず。
1. 人物像を知りたい(強みは?学生時代がんばったことは?)
2. 会社に合うか確認したい(強みをどう活かすか?将来やりたいことは?)
3. 志望度を確認したい(志望動機は?なぜ同業他社でなく自社か?)
この1と2の質問に対しては、まとめ表の内容を抜粋すると文章が完成します。
例えば、
1の質問例「困難を乗り越えた経験は?」
→苦労したこと+改善したこと+結果+学んだこと
2の質問例「弊社で活かしたい強みは?」
→強み+苦労したこと+改善したこと+やりたいこと
こんな感じで、各項目の文章を引っ付けて、あとは文字数や前後の繋がりを微調整すれば出来上がり!
3の質問に対しても、表の内容をベースに、その会社へのこだわりとなる要素を足せば、効率よく文章にまとめることが出来ます。
3の質問列「志望動機を教えてください」
→やりたいこと+強み+苦労したこと+学んだこと+その会社へのこだわり(社員の◯◯さんのようになりたい、説明会で感じた社風に惹かれた、等)
ここまで読んでいただいたらお分かりかと思いますが、この宿題のメリットは効率化だけでなく、論理的な文章を組み立てることができる点にあります。
一度エピソードを表にまとめると、そのエピソードを通じて企業に伝えたいことがクリアになります。ESだけでなく、面接でも自分の考えを整理しながら自信を持って話せるようになるはず。
うまくいかない時は相談してヒントをもらおう!
この宿題をやってみると、「そもそもエピソードが思いつかない」「項目に当てはまるエピソードが見つからない」「文字数制限に収まらない」という点で行き詰まりやすいかと思います。
自分のことは一人で考え込んでも見えづらいもの。そういう時は、誰かに相談すると、ヒントが見つかりやすくなるはず。身近な友達や家族でもいいですし、私たち就活アドバイザーに相談いただければ、第三者の視点からのヒントを提案させていただきます。
考えをまとめるのが苦手な人ほど、丁寧に準備して臨むだけで、かなり自信を持ってESや面接に向かえるようになるはず。ぜひ試してみてください!
次回は、西田優衣さんから就活宿題実例をご紹介します。ぜひチェックしてください!
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