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直島「もうひとつの再⽣ 2005−N」(2005年)の三島喜美代さんがお亡くなりに(享年91歳)

三島喜美代さん
「もうひとつの再⽣ 2005−N」(2005年)
直島

先日、何となく聞き覚えのあるアーティストの訃報ニュースを読んでみると、安藤忠雄さん監修の「桜の迷宮」や「直島ダム公園」の前にある、高さ4.5m直径3.5mの大きな鉄製のゴミカゴ「もうひとつの再⽣ 2005−N」の制作者である三島喜美代さん(享年91歳)でした。

恥ずかしながら、作品自体は何度も見ておったのですが詳しく知らぬままでして、今回改めて調べてみると「直島では豊島に不法投棄された有害産業廃棄物とその直下汚染土壌などを無害化処理するための中間処理施設が操業を開始ししたというニュースを新聞で知った三島氏は、直島に興味をもち、直島での作品展示を着想した」とのことでした。

練馬区立美術館では2024年7月7日(日)まで「三島喜美代―未来への記憶」が開催中ですが、本展は東京の美術館における初の個展として計画され、三島さんのご意向を確認しながら準備・実施に至ったものですが、残念ながらご本人のご来館は叶わぬものとなってしまったそうです。

三島さんは70年余にわたる制作活動を通して、情報とゴミをテーマにユニークな作品を次々と生み出し、時に私たちを驚かせ、微笑ませ、そして考える機会を提供してくださったとのこと。

本展は、ご家族のご了解のもと、会期満了まで予定通り実施されるとのことですから、ご興味ある方は是非行かれてみて下さい。私も研修の合間に見に行きます。

三島さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

「三島喜美代さんが91歳で死去。陶で新聞や空き缶を表現した革新的な作品で世界的評価」TOKYO ART BEAT
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/kimiyo-mishima--passing-news-202406

「直島の中央部に展示された作品――三島喜美代『もうひとつの再⽣ 2005−N』」Benesse Art Site Naoshima
https://benesse-artsite.jp/story/20210621-1679.html

「三島喜美代―未来への記憶」練馬区立美術館
2024/05/19(日)~ 2024/07/07(日)
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202401281706414617

巨大なゴミカゴ
お亡くなりになられたことが記載されておりました

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