名もなき家事で関係悪化しちゃう?
名もなき家事を可視化した図が話題になっていた。結構男性からも好評でいつもありがとうと言うコメントなどもあり、気が付かなかったのでありがたいなどもありました。
概ね女性がこれを見せてみますと言う事が書きこまれていたけれど、あまり見せない方がいいというか、これをみせるなら今まで実家で生活していてこういうのどうしてた?くらいの方がいいと思う。いつもここにある名もなき家事をやってくれていないならば、今の家庭内の分担を考える方が先だと思う。
それはなぜかというと、今回の図で言うのならば、正直言って家庭内でこれをやるのか、やらないのかのコンセンサスを図ってからやらないと、結局、夫も子供もやらないので不満が溜まるだけである。一度確認し合うのも良いと思う。
これは共働きであっても一緒で、どの作業をどう分担するのか確認しあってからでないと、協力的な夫だったとしても少々困ると思う。
本来の課題は負担軽減のための分担であるはずが、片方からの一方的なやるべき論の押し付けになってしまう事を理解すべきだし、さらに言うとこの表に追加権限があるのは本来、相手側にもあるため、自分ではやらなくてもいいかなと思う家事であったとしても、やらなければならなくなるのがこの名もなき家事指摘案件である。
そもそも話し合いが必要な案件にも関わらず、それを省略して、相手の不手際を指摘するのは失礼だし、夫婦であっても人間。関係を壊す可能性は十分にある。
逆に家事が優秀な夫が、この図を印刷してお前これできてないぞと言った後、その後のお茶の間に台風が吹くことは想像に難しくない。
これを活用するならば、一度この表を使って自分自身、忙しいと言っている時に本当にやるべき項目か確認してほしい。
会社に行っている人たちは今、働き方改革で本来ならやりたい事ですら、省略、合理化を求められている。そんな中、自分だけ時間無制限で相手の時間を奪っていないか考えるのは大切だと思う。
多分、この表を作成した理由は、分担したい気持ちよりも、相手の察しない行動に対しての怒りだと思う。そうだとするならば、逆効果になるのでやめた方いいと思う。
私も妻から指摘されたことは極力対応しているが、そもそもやるか、やらないか判断して対応する。妻の方も洗濯物を畳みたくないので各自にバケツに振り分けて渡すなど、本来やりたかったとしても手間と時間で、割り切る必要があるし、私からの妻へのリクエストの大半は守ってもらえない。それが悪いのではなくて、そういうものであって、それが大切なら自分でやるだけの話なのだと思う。私たちは共同生活の場にいる。
相手もいいところがある。ある程度お願いしてダメなら諦めるのも大切なことだと思う。それは相手の個性だと思って、心の中で、この頑固者(笑)とするのが夫婦関係だと思う。
ただ、共働きの必須家事についてはきっちり分担すべきだと思う。
それを話しずらいようならば、適当に名もない家事は我が家ではやらないルールとするのが一番である。
醤油がカラならそのままホッとけばいつか聞いてくる。その時にあっゴメン、今手が離せないから冷蔵庫の手前にあるから補充してと言えばいいのである。その後、褒めたたえれば次からは自分で勝手に動く。