算数に忍法雲隠れの術!【外国ルーツの子ども支援日記】
放課後学習支援では、宿題も手伝っています。
リッキーの算数の宿題は、「13一7=6」といったレベルのひき算。
計算は落ち着いてやればできるけど、まだ指を使って数えています。
「なるべく指を使わず、頭の中で指を描いて考えてみたら?」
と提案したところ、私の前では頑張って指を使わないようにしています。
ですが、、、一問一問考えるたびに立ち上がって走り出し、教室の前方にある教卓の下に潜り込んで隠れ、「ここに入ると答えが浮かんでくるんだ!」と言って(たぶんこっそり指で数えてる、笑)、また走って自席に戻り、答えを書き込んでいます。
20問あったら、これが20回続きます。
忍法雲隠れの術です。
この技、先日、少し進化しました。
いつも放課後の誰もいない教室を使うので、「今日はどの机で勉強する?」とリッキーに好きな場所を選ばせているのですが、先日は、教卓(いつも隠れ蓑にしていた)で勉強するといって、脚に車輪のついた大人用の椅子に座りました。
ところが、この椅子がまたクルクル回れるもんだから楽しくてしょうがない。ひとしきりクルクル回って遊んだ後、いつもの宿題のひき算にとりかかりました。
そして、この日の計算は、雲隠れではなく「この椅子でクルクル回ると答えがでるんだ」に変わりました。
これを進化といってよいのか分かりませんが、立ち上がって走って隠れて走って戻る、よりは、かなり時短です。
もちろん回ってるとき、小さく指が動いていましたが、なるべく指を使わず解けるようになりたい!という意志も感じます。
最初の頃はテストの答案は⭕️が半分以下で、「テストになると頭ん中がわぁ〜ってなるんだ」と言っていました。テンパるみたいです。
最近は、テストでも正解率が上がってきました。少しずつ、自信をつけてきているみたい。
これからもリッキーのやり方を応援します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?