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「地道な取り組み」のめんどくささを解消するコツ

こんにちは、株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。
※Twitterもやっています!

前回は、成果を出すための「地道な取り組み」をうまく進めるために、「やる」状態を見える化する、「進み具合」を計測する、そして私の愛用ツールをご紹介しました。
今回は、「地道な取り組みが大事なのはわかるけれど、正直いって、めんどくさい…」という思いに、私がどう向き合っているかをご紹介したいと思います。

<目次>
1.継続するために「戦略的に減らす」
2.周りを巻き込み一緒に取り組む
3.飴と鞭をうまく使う

1.継続するために「戦略的に減らす」

地道な取り組みがいくら重要でも、いちいち計測して、毎日メモをとって、さらには振り返りまでしないといけないなんて、めんどくさい…と思いますよね。
実際、私も取り組むなかでの「心理的ダメージ」は非常に大きいな、と思っています(笑)。

思い起こせば、ダイエットをしていたとき、とあるアプリに「体重」「食べたメニュー」「食べた時間」「各食事のカロリー」「運動時間」「1日の総カロリー」など、かなりの数の項目を毎日入力しなければならず、たった3日で挫折しました。
その後、毎日→3日に一度の入力、項目数は「各食事のカロリー」のみにする、ということで継続できた、という経験があります。
このことからいえるのは、私の場合、計測する項目の「数」と「頻度」によって、やる気が維持できるか削がれるかが決まってくる、ということに気づきました。

そこで、できるだけ心理的ダメージを小さくするために、計測「数」と「頻度」を思い切って減らす、という戦略で進めています。

たとえば卓球の場合、ドライブ練習や台上練習など様々な練習をしますが、サーブ練習の時間と成功率だけ週に1回くらい計測し、月に一度、練習メニューを作り直しています。
ビジネスであれば、例えばうまくいったアポ数という項目を週に1回計測し、月に一度、営業のアプローチ方法を作り直すといった感じでしょうか。
共通していえるのは、「結果にこだわる」などの意識だけでは変わらないことも多いので、結果のKPIを計測するよりも、プロセスのKPIを計測したほうが、行動の振り返りにつながりやすく、結果的に効果が高まりやすい、ということでしょうか。

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2.周りを巻き込み一緒に取り組む

また、地道な取組みほど一人になるとサボってしまうことが多いものです。
そこで、周りを巻き込んで一緒に取り組んでもらうことにして、行動することそのものを動機付けしています。

私の場合、この巻き込み相手は娘です。
そもそも、娘が目標を立てて何かをやることが苦手で、目標に向かって行動するという取組みを一緒にやろう!と始めたのが発端でした。

前回ご紹介した「目標達成ノート」を2冊買い、毎日、夜に、その日の振り返りと翌日の予定を書くようにしました。
明日の予定を書くと「そうだ!やらなきゃ!」と意識も向くので効果的です。
週ごと、月ごとの振り返りは週末の夜を利用して、10分程度で手書きで書くようにしています。

最初は、父親として目標に向かって行動することの面白さや効果を示したかったのですが、今では私のほうが夢中になって取り組んでいます(そして娘はもうすでに別の取組みをしています…)。

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3.飴と鞭をうまく使う

毎晩のレコーディングでは「もう一度やり直せるなら」といった反省点のほか、「今日のよかったこと・気づいたこと」を書き出すのですが、反省点はすらすらと書ける反面、ポジティブな要素はとても書きにくいんです。

そこで、先ほどの「目標達成ノート」にあった「プラス感情を表す言葉」リストを手がかりに、プラスの要素を日常から見つけるようにしています。
たとえば、愛情に満ちた、いきいきしている、うきうきする、うっとりする、エネルギッシュな、おしゃれな…など、男性のビジネスパーソンはなかなか日常では使わないような言葉が並んでいて面白いんですよ!(笑)
こうしたポジティブワードで自分の行動を承認すると、翌日の行動にも前向きに取り組めます。
まさに飴と鞭の「飴」ですね。

逆に、「鞭」も効果的に使いたいと思っています。
卓球の水谷選手は「サーブミスしたら罰金」というコミットを練習時から設定した、という話があります。
自分の弱みや緊張感がゆるんでしまうところを見つけ、そこに適切な「鞭」を設定することで、プロセスにゆるみや甘えが出ないように工夫する。
これも地道な取り組みを支えている要素といえるのではないでしょうか。


というわけで、めんどくさいなぁ、と思ってしまう地道な取り組みの継続に向けた、私なりの工夫を紹介しました。
いかがだったでしょうか。
「めんどくさい」との戦いはまだまだ続きそうですので(笑)、皆さんが取り組んでいる工夫も是非教えてください。
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