若くして開業する事のリスクや取るべき戦略について

私が32歳の時に院長一人のクリニックを立ち上げようと思っていた時、年配の優しい医者達からは、声をそろえて「先生はまだ若いから開業は早いよ」と、ストップを掛けられました。
年配の医師達には、昔ながらの開業医のイメージがあり、私自身も自分で開業するまでは「開業は、十分に専門性を磨き、十分に独り立ち出来るようになった年齢でするものだ」と思っていました。
昔ながらの開業とは、1-2億円の開業資金を融資で工面し、20-30年計画で返済しながら診療所をやりくりしていくといった開業のやり方です。
しかし実態はそうとは限らず、「焦点を絞り、自分の強みを生かしていく」事で、32歳という比較的若い年齢で開業をしても、上手くいく可能性は高いと思います。
今回は、自分が開業医として自立していくために用いた手法をなるべく一般化して、書いていこうと思います。


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