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「3Dメタバースを活用した不登校支援の取り組み」が「プラチナチャレンジング賞」を受賞!

本日は、「デキタス」が学習支援を行う東京都VLP事業「3Dメタバースを活用した不登校支援の取り組み」が、一般社団法人プラチナ構想ネットワークが主催する「第12回プラチナ大賞」にて「プラチナチャレンジング賞」を受賞したことをお知らせします!

11月に開催された最終審査発表会・表彰式

まず、「バーチャルラーニングプラットフォーム(VLP)」が何なのか、説明しますね。

バーチャルラーニングプラットフォーム(VLP)とは
東京都が2023年に開始した、不登校や日本語支援が必要な児童・生徒に対して3Dメタバースを活用し、新しい居場所・学びの場を提供する事業。インターネット上に学校を模した仮想空間を設置し、児童生徒は自分を模したアバターを操り、仮想空間の学校に登校。校舎には、「教室スペース」「学習スペース」「おしゃべりスペース」などを用意している。
VLP バーチャル・ラーニング・プラットフォーム

一言で言うと、メタバースを活用した不登校支援です。

事業統括は株式会社JMCが行い、当社のほか大日本印刷株式会社(DNP)やレノボ・ジャパンが協力会社として参画。当社は、3Dメタバースの学校内で学ぶためのメイン教材として、オンライン学習教材「デキタス」を提供し、不登校児童・生徒の学びをサポートしています。

学校を模した「3Dメタバース」の仮想空間

「プラチナ大賞」を主宰する「一般社団法人プラチナ構想ネットワーク」はというと、社会課題解決を目的とした産官学の連携組織です。会長は、株式会社三菱総合研究所の理事長や東京大学第28代総長を務める小宮山宏氏。「地球が持続し、豊かで、すべての人の自己実現を可能にする社会」「プラチナ社会」と定義し、その実現を目指しています。
いわゆる「持続可能な社会を作ろう!」ということですね。

一般社団法人プラチナ構想ネットワーク – 課題解決先進国として日本が目指すべき社会 「プラチナ社会」|プラチナ構想ネットワーク

「プラチナ大賞」とは
一般社団法人プラチナ構想ネットワークが主催。イノベーションによる新産業の創出やアイデアあふれる方策により、社会や地域の課題を解決し、地球が持続し、豊かで、すべての人の自己実現を可能にする「プラチナ社会」の姿を体現している、または体現しようとしている全国の自治体や企業などの取り組みを、賞という形で称えるもの。
また、これらを「プラチナ社会」のモデルとして広く社会に発信することを通じて、「プラチナ社会」の実現に向けたビジョンや具体的なアクションの理解・浸透を図ることも目的とし、2013年から毎年1回開催されている。

2024年は、全国の自治体・企業等から応募のあった全44件の地域・社会の課題解決の取り組みの中から、一次審査を通過した12件の取り組みを自治体首長・企業のトップ等がプレゼンテーションし、プラチナ大賞審査委員会が大賞(総務大臣賞/経済産業大臣賞)、優秀賞などを決定しました。

私たち「3Dメタバースを活用した不登校支援」の取り組みは、「プラチナチャレンジング大賞」を受賞。これは、極めて先進的・革新的なアイデア、技術及び仕組みをもって「プラチナ社会」を加速させる可能性があり、期待できるモデルとして選定されるものです。

事実、「3Dメタバースを活用した不登校支援」の取り組みは、不登校や日本語支援が必要な児童・生徒がリアルな登校につながったり、出席認定ができるようにあったりと、着実に成果を上げています。

・定期的なVLPの利用を通して、心理的な安定につながり、教育支援センターへの登校を再開することができた。
・オンライン学習教材を活用することで、学び直しの支援の充実が図れた。
・学習実績を学習ログから確認することで、出席の取り扱いの判定ができた。
・テキストチャットではあるが、生徒間でのコミュニケーションが増えた。

「令和5年度バーチャル・ラーニング・プラットフォーム成果発表会」成果資料より抜粋

「誰一人取り残さない、多様な学びの選択肢と第三の居場所」として、3Dメタバースを使って新しい居場所・学びの場を提供する本事業。本当にチャレンジングな取り組みで大変なことも多いですが、今回の受賞は大きな励みになりました。
城南進学研究社は、協力会社様とともに、“みんなにまなびを”の精神で、VLPをきっかけとしてリアルで学びたいと思える環境づくりを目指していきます!