HERP(採用管理システム)導入して2年経った感想
どうも、株式会社アルダグラムで人事をしております重田です。
【コンセプト】
2022年1月にアルダグラムに入社して2年が経ちました。
入社当時、最初に取り組んだことの1つが「ATS(採用管理システム)の導入」で、悩んだ結果『HERP Hire』を導入することにしました。
※その時の経緯はこちらをご確認ください。
そこから約2年が経過しましたので、『HERP Hire』を実際に使用してみたの感想を率直に書き起こしていきたいと思います。
※本記事作成にあたり、HERPさん側から一切の金銭は受け取っておらず、宣伝記事ではございません。あくまで私自身が感じたありのままを記載します。
スクラム採用のための採用管理システム『HERP Hire』
・サービスサイトはこちら
・『HERP Hire』は全社採用を推進したい経営者や人事責任者向けの採用プラットフォームです。
複数の求人媒体からの応募情報の自動連携、SlackやChatworkとの連携による
現場メンバーへのスピーディな情報共有により、現場メンバーが積極的に採用に参画できる「スクラム採用」の実現をサポートします。
満足度
100点満点中、90点ぐらいかなと思います。
ほとんど導入前の印象通りで、総じて満足度がとても高い2年間でした。
感想BeforeAfter
先述の通りほとんどが導入前の印象通りではありましたが、導入から2年経ってどう感じているか項目別にまとめてみました。
項目別の詳細は以下の通りです。
UI/操作性:◎
前職まではTalentioを使った経験しかなかったので、操作が慣れるか最初は不安でしたが、とても使いやすかったです。
特に、カジュアル面談や面接の日程調整のURLが発行可能であったり、Slack連携は非常に便利だなと感じています。
※Slack連携については後述します。
ただ、まだ課題(ここが良くなるとさらに操作性がUPすると思うこと)もあります。
■課題①:日程調整URLで調整が完了した際、Zoom連携されない
日程調整URLが発行できることは便利である一方で、候補者が日程を選択した際にZoomURLが自動発行されないのは少し不便です。。
HERP Hireの候補者ページから日程を登録した場合はZoomURLが自動発行されるため、今の運用としては
って運用でカバーしています。
※補足ですが、日程調整URLから候補者が日程を選択した瞬間にSlackで通知が来るので、こういった細かいSlack連携は便利です。
■課題②:エージェント推薦フォームがカスタマイズできない
エージェントから候補者を登録頂く際、その登録項目を細かくカスタマイズすることはできないです。
弊社の場合、候補者登録時にその方の現年収と希望年収を知りたいのですが、「年収」という項目を追加できないため、登録後に別途エージェントに確認という1ターンが発生してしまっています。
※こちらも、求人票のエージェントのみ閲覧できる箇所に年収記載のお願いを載せるという運用でカバーしているものの、漏れは発生する状況です。
■課題③:メールの引用返信ができない
HERP Hireでメールのやりとりをする場合、返信する際に相手の来た文章を本文の下に引用ができないです。
なので、現在は相手の来た文章をコピーし、私の返信文の下に貼り付けて運用しています。
・・・少し細かいかもしれませんが、ここが良くなるとさらに操作性がUPするなと思うことを挙げてみました。
こうしてみるとまだまだ課題もあるかなと思いますが、
・運用でなんとかカバーできる
・この2年の間にも、新規開発によって解決された課題がいくつもある
※ユーザーの声を反映頂けますし、開発予定の機能も共有頂けるので、プロダクトの進化の方向性を認識することができるのも魅力です。
・Slack連携の充実度は、今回挙げた課題1つひとつよりも大きなメリットだと感じている
ので、UI/操作性の感想は◎としました。
Slack連携:◎
本項目に行く前に、幾度か既にSlack連携というワードを使ってしまいましたが、これは思った以上に便利でした。
候補者の応募があった時やメールが来た時にSlackに通知されるので、スピーディーな採用オペレーションが可能です。
また、カジュアル面談後の共有や面接後の評価も候補者ページの「タイムライン」に投稿することでSlack通知されるので、便利です。
「いつの間にか評価入力されてるじゃーん!気付かなかった!」みたいなことがないです。
媒体連携:◎
採用媒体の連携先の多さは、導入前から非常に魅力でしたが、今となってはもう離れられないぐらい便利です。
各ATSでも採用媒体の連携機能はあると思いますが、HERP Hireはその数がとても多いので、この2年間手動取り込み(候補者情報の転記)は一切しませんでした。
これは、オペレーションを担っている採用担当にとってはまさにDXだと思います。
※契約内容によって自動取り込みできる媒体数に限りはあるので、媒体数次第では一部追加予算が発生したり、その予算が取れない場合は超過数の媒体のみ手動取り込みする可能性はあると思います。
分析/レポート機能:△
HERP Hireでは、採用経路や職種別の選考遷移率は見ることができます。
ただ、それ以上に関しては現状難しいです。
※厳密には、上位プランでのサポートを活用するという方法もあります。
機能の充実度から感想は△としましたが、弊社の場合は
・ローデータをダウンロードしてスプレッドシートで管理はできる
・今はぼっち人事(人事が私のみ)でオペレーションも私が行っているため、細かく歩留まり分析集計しなくても私の肌感覚と大きくズレない
※最近この職種全然一次通過しないな、この職種の応募少ないな・・・みたいなことは肌感覚でわかる
といったことから、この2年間は特に不便に感じることはありませんでした。
本機能は、導入する企業・採用担当がどの程度のクオリティを求めるかによって変わると思いますので、それによって導入可否を検討するのが良いと思います。
権限設定:△
これも先述の分析/レポート機能と同じで、どの程度のクオリティを求めるかによると思います。
HERP Hireは、管理者・リクルーター・アシスタント・ゲストの4つの権限がありますが、弊社の場合はゲスト以外の3つにおいてはそこまで大きな差はないかなと感じています。
正直なところ、“誰(人毎)にどこまでの情報を見せるか”は細かく設定できないかなとは思いつつ、弊社より規模の大きい企業様にはより高度な権限設定機能を提供されているみたいですので、これも導入企業の規模感にもよるかもしれません。
ちなみに、細かい設定はできないとは言いつつ、弊社の導入時の社員数が約10名⇨現在は約70名という過程においてはまったく気にならなかったです。
サポート体制:◎
特に使い始めの時期は不明点や機能を使いこなすことができなかったり、運用面での悩みなどが発生すると思います。
HERP Hireの場合は、HERP Hire上のチャットも使えますが、Slackから相談することもでき、これがありがたかったです。
また、運用面でのラフな相談もYes or Noでなく親身に相談に乗ってくださるので、オペレーション構築の際にとても助けて頂きました🙏
コミュニティ:◎
人事は横のつながりがとても大事だと思っていますが、
・Slackの専用ワークスペースがあり、「採用-人事お悩み相談コーナー」チャンネル等で相談ができる
・季節ごとに忘年会や花見などの交流会があり、新たな横のつながりをつくることができる
・テーマ別で勉強会が開催されることもあって、知見を増やすことができる
など、満足度はとても高いです。
・・・と言いつつ、私自身は現状コミュニティへの積極参加はできておらず閲覧メインなので、2024年はもうちょっと参加したいなと思っています🙇♂️
※季節ごとのイベントの様子⇩
・・・とまあ書いてみましたが、あくまで私の主観によるものであり、企業によって必要な機能の優先度や求めるクオリティーは変わると思いますので、参考程度として頂けますと幸いです。
また、普段仲良くさせてもらっているカミナシの井上さんが2年前に既に同じような&数倍参考になるnote書かれていたので、こちらもセットで共有させてください(笑)
まとめ
■HERP Hireと共にスクラム採用を推進してきたこの2年、結果として従業員数は5倍に拡大🎉することができました。
本当に感謝です‼
ありがとうございました‼︎
■一方で、HERPさんに一切の忖度ナシで書きましたので、HERPさんにとって不快な表現がありましたらごめんなさい!
ただ、先述の通り本当に感謝しているのと、本記事に書いた課題ポイントは今後の開発を期待しております!笑
■今回の整理は、今後さらに素敵な機能開発を続けていくと思いますので、あくまで現状の機能によるものであり、且つ私の主観によるものです。それでも、本記事が、これからATSの導入を検討される方の参考になれば嬉しく思います。
PS:もしATS導入で悩んでる方がいれば、HERPさんの営業担当の方をお繋ぎしますのでTwitterのDM等でご連絡頂ければと思います^^
※Twitter:https://twitter.com/shige0207john
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