【ぼっち人事の1年間】アルダグラム入社後の1年間を振り返る
どうも、株式会社アルダグラムで人事 兼 広報をしております重田です。
【コンセプト】
2022年1月にアルダグラムに入社して1年が経ちました。
本noteでは、ぼっち人事として入社してやったこと、1年間の軌跡を振り返ってみたいと思います。
サマリー
結果として、1年間で従業員数は2倍ちょっとに拡大しました。
セールス、CS、エンジニア、Global Business Development、PdM、マーケなど、たくさん仲間が増えました。
さらに、離職者はゼロでした^^
Q毎の振り返りもざっくりまとめると
1月~3月 :採用していくためのベースづくり
4月~6月 :資金調達に伴い、一気に情報発信&リブランディング
7月~9月 :グローバル採用立ち上げ
10月~12月:1つひとつの施策が実った採用、同時に重田のボッチ人事が限界に
といった感じです。
2022年1Q(1月~3月):土台づくり
土台づくりとして、やったことまとめ
【採用ガイドライン策定】
まず、採用の方針を全社で意識統一したいなと考えました。
この背景には
という考えがありました。
なので、まずはその方針=未来のアルダグラムを担う仲間を集めるためのガイドライン及びナレッジをまとめました。
ガイドラインには
■昨今の超売り手市場の中で、スタートアップが採用し続けるのは容易じゃないこと
■アルダグラムの採用スタンス(スクラム採用)⇨応募者を自ら探し、声をかけ、面談・面接を通じて口説いていく採用が必要だということ。
■大事にしたい採用大原則4カ条
などを盛り込み、全社員向け(と言っても当時は13名ぐらい)に伝えました。
以下、一部抜粋です。
また、この「採用ガイドライン」以外にも
■ソーシャルメディアガイドライン:SNS利用者向け
■カジュアル面談ガイドライン:カジュアル面談担当者向け
■面接ガイドライン:一次面接担当者向け
を作成しました。
ソーシャルメディアガイドラインは、採用ガイドラインと合わせて新しく入社する方向けにも初日に入社オリエン内で必ず説明しています。
それ以外の2つについては、新しくカジュアル面談や面接を担当する社員ができた場合に時間をとってレクチャーしています。
【ATS選定】
次に、採用していくうえで大事な相棒となるATS選定を行いました。
こちらは、詳細をnoteにまとめておりますので良かったらご覧ください。
※HERPさん、いつもありがとうございます!!
【第一種衛生管理者 試験合格】
労働安全衛生法で
と定められていますので、アルダグラムでもいずれ必要になるだろうと思い、入社前の前職の有給消化期間を含め勉強し、資格取得しました。
こちらも、詳細をnoteにまとめておりますので良かったらご覧ください。
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採用力をあげるために土台づくりとして、ベースの方針やツール選定が終わったら
より良い候補者にいかに出逢えるか
出逢った候補者の志望度をいかに上げる、入社してもらうか
に取り組みました。
【1,より良い候補者にいかに出逢えるか】
①訴求する魅力の整理
■募集ポジションのターゲット整理
・どういう業務内容で、どういうスキルが必要なのか
■求人票のブラッシュアップ
・事業や職種ごとの魅力・特徴を記載
・最低限の内容を整備
⇨「年収400万~1200万」みたいな記載を無くすなど、求人票をより良くするだけでも他社と差別化できると思っています。
※参考
■スカウト文のブラッシュアップ
■エージェントさんに自社の理解を深めてもらえるような資料作成
②最適な採用経路の取捨選択
■リファラル強化
・誘いやすくするための制度構築
└良かったらご飯制度:リファラルに誘う時の食事代補助
└ありがとうご飯制度:リファラルで誘った結果、選考NGだった方との食事代補助
■エージェントさんとの取引開始
ただし、求人の希少価値を高めたく、お付き合いをするエージェント様は限定的に。
■スカウト媒体の取捨選択
・ビズリーチのスカウト強化
・YOUTRUSTの利用開始
⇨結果として、1年間5名のエンジニア(EM1名、エンジニア2名、副業2名)の採用に成功🎉
■エンジニア側媒体の整備
・転職ドラフト等、注力する媒体を決める
尚、スカウト媒体の運用面は、ポテンシャライトさんに多大なる支援を今でも頂いております。圧倒的感謝です。
【2,候補者の志望度をいかに上げ、入社してもらうか】
①スクラム採用開始
②カジュアル面談/面接の目的、内容整理、ブラッシュアップ
③選考体験向上のための施策立案、実施
などを行っていきました。
結果、セールスやエンジニアなど、他社と採用競合しながらも複数名内定承諾を得ることができ、それなりに良いスタートダッシュを切ることができました🎉
2022年2Q(4月~6月):Mission Rebranding
【4月:選考フロー変更による目線合わせが課題に】
先述の通りスタートダッシュを切ることができたと思っていた矢先、実は課題にぶつかりました。
それは、選考フロー変更による目線合わせ問題です。
具体的には、これまではカジュアル面談・面接を実施する社員もあまり多くなかったため、COOがカジュアル面談・一次面接・最終面接にすべて出ていました。
しかし、採用数も増え選考中の候補者様が増えると上記では対応しきれなくなっため、
権限移譲して
・カジュアル面談:現場メンバー・マネージャー
・一次面接 :現場マネージャー
・最終面接 :CEO・COO
に変更しました。
すると、結果として、主にセールスやCSのビジネス職にて
一次面接はOK、しかし最終面接はNG
という事態が何名か続いてしまいました。。
求人票作成時に細かくターゲットイメージをすり合わせしていたつもりでしたが、いざ面接になると面接官ごとの意識統一は簡単じゃないのだなと反省しました。
早急に改善が必要でしたので、候補者毎に必ず振り返りを行い、
ヒアリング内容・見ているポイント・評価点と懸念点を細かくすり合わせをしていきました。
結果、最終面接合格率は
選考フロー変更時:約40% ⇨ 現在:約70%
に改善されています‼
【5月:全社的な出社頻度を協議のうえ週2に変更】
弊社は、2022年4月まで≪月水金の週3出社≫でした。
この背景には、事業成長のためには一定日数全社員が出社することも必要という考えがありました。
※コラボレーションによる生産性向上、メンバーのオンボーディング、会社文化形成など
一方で、エンジニア職においては「週3出社」というのがスカウトの返信率やカジュアル面談以降の移行率に影響を及ぼしていた可能性を否定できませんでした。
そこで、昨今の国内情勢の中で、各自が生産性高く仕事をすることも大事であるという考えのもと、 COO・人事・開発責任者で協議を重ね、2022年5月より週2出社に変更しました。
※セールス職は現在も週3出社(火・水・金)です。
⇨こういう議論を、私やエンジニア発信でもしっかり意見に耳を傾けてくれ、生産性のある議論ができるのも、アルダグラムの好きなところの1つです^^
【★6月:資金調達・情報発信・リブランディング★】
2022年5月にシリーズAで20億円を資金調達を行いました。
このタイミングで、それまでステルスだった情報を一気に発信しました。
こちらも、詳細をnoteにまとめておりますので良かったらご覧ください。
~実施したこと~
■採用HPのリニューアル
■ピッチ資料リニューアル(というより初めて外部公開)
■ウェビナー開催
■Entrance book作成
■ミッションステートメントやプロダクトコンセプトのリニューアル
before:建設業界向け施工管理アプリ
after :世界中の現場を支えるプロジェクト管理アプリ
になり、
成長するスタートアップに共通する3つのポイント
①市場規模の大きさ
②追い風
③ヒトやアセットの魅力
をいかにアルダグラムが兼ね備えているかという魅力をよりクリアに言語化できるようになりました‼
2022年3Q(7月~9月):グローバル採用立ち上げ
【選考体験設計&リブランディングが効き、採用が加速】
1Qの選考体験設計、5月の資金調達によるリブランディングの成果から
~内定承諾者~ ※一部、2Q後半の採用も含む
■エンタープライズセールスが1ヵ月に3名承諾🎉
⇨不動産Tech・経営管理Tech・医療系プラットフォーム出身者
■教育Techのカスタマーサクセス経験者🎉
■IoTスタートアップの事業責任者🎉
■某toC向けカーシェアサービスのマーケティング責任者🎉
■某有名HRサービスのエンタープライズCS🎉
■某toC向けサービスのandroidのテックリード🎉
■某メディアサービスのソフトウェアエンジニア🎉
と、さまざまなバックグラウンドを持つ方々からの内定承諾を得ることができました!
※上記メンバーの入社エントリーは下記をご覧ください。
【グローバル採用立ち上げ】
これが、私の1年間の中で1番大変だったMissionでした>_<
まず、会社の事業展開としては、2022年7月に英語版をリリースしました。
スタートアップながら、日本経済新聞でも紹介されました(2022年7月13日(水) 紙面)
この英語版のリリースを皮切りに、
2022年11月 タイ語版リリース
2022年12月 スペイン語版リリース
と、多言語化対応を一気に進め、既に複数の国で導入が決定し、トライアル利用を含めると10カ国以上の国で弊社の主力プロダクト『KANNA』をご利用いただいております。
海外展開が想像以上に加速していった一方、人材採用はというと・・・
①ゼロからの採用広報
⇨グローバル人材に向けて、アルダグラムはグローバル展開してるよ!と周知していく必要がありました
②ターゲットの希少価値の高さ そんな人材どこにいるんだ!問題
③採用チャネルをゼロから開拓
⇨国内のスタートアップ人材に強いエージェントさんとの取引のみでしたので、急いでグローバル人材に強いエージェントさんを開拓しました
④私にグローバル採用の経験がない
⇨とはいえ、基本はやることは同じ。⇨ターゲットの解像度を上げ、募集要項や求人票を作成し、そのターゲットが居そうなチャネルに募集をする。候補者が来たら見極めつつ全力で口説いて承諾を得る。
なので、手探りながらも知見ある方の情報も収集しながら進めていきました。
⑤私の英語力の無さ
⇨最初はめっちゃ不安でしたが、結果的になんとかなるなと感じました。 翻訳ツール「DeepL」を活用することで、外資系エージェントのご担当者さんや候補者さんと英語でメッセージのやりとりができています。圧倒的感謝!!
⑥採用競合がビックネームばかり
など、課題(=やるべきこと)は山積みでした。。
それでも、
■製造業と違い、日本のソフトウェア会社で世界展開に成功しているところは少ない中で、「世界中で使われるソフトウェアを日本発のスタートアップでイチから展開していくというキャリア」を形成できる絶好のチャンス
■業務上の商談はすべて英語であり、英語の仕様頻度の圧倒的多さ
など、アルダグラムが提供できる魅力は大きいと信じて、一つひとつの課題を解決していきました。
【マネジメント研修企画開始、実施】
組織が大きくなっていく過程においては、採用だけに注力するわけにはいきません。
弊社は、入社してくれた社員のValueがUnlock(開花)するための支援も大事にしています。
そこで、当時社員数約20名の時に初めて企画・実施したのが、マネジメント研修でした。
社員数が増加すると、当然組織の形も変化していくので
マネージャーがいかに強い組織をつくっていけるかが、今後のカギになると考えていました。
とてもざっくり言うと
社員数増えてくると、経営陣だけですべてを把握できなくなるし、
どれだけ事業が成長していても、上司が最悪ならメンバーは辞めてしまうよね
って考えが、私も経営陣もありましたので、社員数約20名という比較的早い段階でありながらも、マネジメント研修を実施しました。
3日間にわけて、グループディスカッションや座学を通じて
マネージャーとしてのあるべき姿への理解・共通認識を深めていきました。
⇩実際の様子
今後もマネージャー研修を定期的に実施し、強い組織をつくっていきたいと考えています。
2022年4Q(10月~12月):すべての集大成
【YOUTRUST経由で、2週間でエンジニアが内定承諾】
弊社のエンジニアのみなさんとのスクラム採用の成果が、最高の形で出ました^^
っという、超絶スピーディーな決定でした🎉
とはいえ、私はほとんど何もしておらず、スクラム採用の成果とYOUTRUSTのおかげで素敵なエンジニアさんと仲間になることができました^^
【グローバル人材の内定承諾】
①9月末に、リファラルでタイ国籍の女性が内定承諾🎉
前職はタイのコンサルティング会社に勤務しており、最初は少し東京オフィスで勤務頂きつつ、ミッションとしては主にタイの企業様のCS(カスタマーサクセス)を担当予定。
アルダグラムのグローバル展開スピードやリファラルということもあり、無事承諾頂けたのですが・・・
最終面接時ぐらいから、私とコーポレート担当としては、
ちょっと待った!グローバル人材って、
入社受け入れに際し、整理すべきことって何があるの?(゜.゜)
と、頭の中が「??」だらけでした。
・内定通知書など、英語化しなきゃいけないものは何があるか
・Visa申請
・賃金/給与制度も東京(日本)のものしかないが、どうすべきなのか
・東京勤務の間の住居どうするのか
・入社者は日本の銀行口座を持っているのか?
などなど、受け入れの際しての論点から整理し、会社としての方針を1つずつ決めていきました。
②11月に、20代の日本とアメリカ両方に国籍を持つGlobal Business Developmentの方が内定承諾🎉
こちらの方は、エージェントさんからの紹介でした。
英語力はネイティブで、営業を経験されており、弊社としてはターゲットドンピシャで是が非でも入社していただきたい方でした。
しかし、当然そういう方は他社様からも声がかかりますので
外資系企業の中でも、誰もが知るようなビックネームの企業さんと採用バッティングしました・・・
それでも、
・候補者の目指す未来と弊社の未来がいかに交差しているかという点
・一緒に「世界中で使われるソフトウェアを日本発のスタートアップでイチから展開していくというキャリア」を形成していきましょうという点
・1年かけて設計してきた選考体験、こちらの熱意
を伝えていきました。
結果、
と、内定承諾を得ることができました🎉
これも、私1人では到底難しく、CEO・COO・事業開発責任者をはじめ、社員にも顔合わせ面談担当頂いたりと、スクラム採用の成果でした🎉🎉🎉
【約1年苦戦したPdMが2名採用】
お恥ずかしながら、約1年間苦戦を強いられてきたPdMの採用が、年末にかけて同タイミングで2名、内定承諾を得ることができました🎉
①京都大卒⇒ハードウェアのPdMを中心としたキャリアの30代後半の男性
②慶応卒⇒SaaSメガベンチャー6年(エンジニア⇨PdM)という20代男性
ただ、①の方はエージェントさん経由/②の方はHP応募で
正直あまり再現性のない話ではあるのですが・・・
採用おいて「これをすれば万事解決!」みたいな銀の弾丸はなかなかなく、ターゲットに訴求できる魅力を磨きこむことやスカウトやエージェントさんに声をかけ続けることで、こうして良い方と巡り合えるのだなーと感じました。
【オフィスも移転】
事業や組織の拡大に伴い、
「コミュニケーションが促進される場をつくり、従業員の能力が最大限に発揮できる環境を提供する」
をコンセプトに、旧オフィスの2.5倍超に当たる約600平米の広さのオフィスに移転しました!
詳細は記事にまとめていますので、良かったらご覧ください^^
とてもキレイなオフィスで、ビル内に食堂やコンビニもあり、快適です!!
2人目人事募集
ここまで1年間振り返ってきて、よくぼっち人事でやりきったな
と自分で自分を褒めたくなる部分もありますが、
今後も事業は拡大を続け、2年後には150名規模への組織拡大を計画しています。
なので、
🔥人事が必要です🔥
TwitterのDMでも下記求人への応募でもなんでも大丈夫ですので、少しでも興味ある方、ご連絡をお待ちしております!!
カジュアル面談でお話させてくださいmm
まとめ
■1年かけてさまざまなことを実施してきた結果、従業員数は2倍ちょっとに拡大🎉することができました
そして、組織が拡大していく過程でも
組織拡大していく中での離職者がゼロ🎉
だったのも、1つ大きな成果かなと思います。
■選考体験設計を磨きこんだ結果、内定承諾率は70%以上と比較的高水準となりました🎉
※エンジニアにおいては、80%を超えています🎉
⇨入社エントリーにおいても、「他のどの会社よりも自分自身の経験・人物を細かく理解しようとしてくれた」「ここまで向き合ってくれた会社はない」等の感想をくれる社員も多く、嬉しいです^^
⇨これからも、入社者だけでなく、選考で弊社に関わったすべての方にファンになってもらえるような採用活動を続けていきたいと思います!
■これらすべては、「スクラム採用の成果」だと思っています。
ぼっち人事の私1人の力では到底実現できたことではなく、
・経営陣・社員のみなさん
・採用支援を頂いているポテンシャライトさん
・YOUTRUSTやビズリーチなどのスカウト媒体
・良い方をご紹介してくださるエージェントさん
など、アルダグラムの採用に関わるすべてのみなさんの力あっての1年だったと思います。
本当に感謝です!!
・・・とはいえ、もう既に2023年は始まっています🔥🔥🔥
この内容に奢ることなく、常に謙虚にこれからも目の前の候補者1人ひとりに向き合っていきたいと思います!
最後までお読み頂きありがとうございました!!
PS:もし私が所属するアルダグラムに興味のある方は、下記よりご連絡お待ちしております!!
いきなり面接ではなく、まずはカジュアルに魅力をお伝えさせてください^^
≪Entrance book≫※特徴や魅力をまとめています。
≪募集職種はこちら≫
全方位的に募集しております!!
尚、弊社は、最初の接点は必ずカジュアル面談を実施しています。
いきなり選考ではなく、まずは弊社のことを理解し、魅力に感じていただくための場を最初に設けておりますので、安心してご応募くださいませ。
~セールス本部~
・SMB IS
・SMB FS
・SMB CS
・エンプラ IS
・エンプラ FS
・エンプラ CS
・マーケター
・セールスエンジニア
~事業開発本部~
・アライアンス・パートナーサクセス
・グローバル IS
・グローバル FS
・グローバル CS
・タイ責任者候補
・タイ営業 + 代理店サポート
・タイCS
~プロダクト開発本部~
・EM(エンジニアリングマネージャー)
・TL(テックリード)
・ソフトウェアエンジニア
・アプリエンジニア
・PdM(現在はクローズ中)
・デザイナー
~コーポレート本部~
・採用人事
・経理マネージャー候補
・広報
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