アドバンスド認定スクラムプロダクトオーナー研修(オンライン)を受講した話
※この記事は約1500文字です。約4分で読めます。
今回、アドバンスド認定スクラムプロダクトオーナー研修を受けました。
理由としては、昨年の6月にCertified Scrum Product Owner(CSPO)を取得し、1年経ったので、上位資格であるA -CSPOも取っておきたい、というモチベーションです。かつ更新にも費用がかかるので、「どうせ費用がかかるのであれば、上位資格取ろうかな」という側面もありました。
昨年取得したCSPOについては以下をご参照ください。
今回受講したのはアジャイルビジネスインスティテュート株式会社の以下になります。
以下研修の体験談を纏めておりますので、これから受講を考えている方はご参考になれば幸いです。
1.受講までの流れ
先程のWebページから申し込みをすると振込銀行口座情報と振込期限が来ます。
入金後、当日のZOOMとMiroのURLが送られてきます。
別途送付される資料などはなく、全て上記のMiroに集約されています。
事前課題などは特にありません。
直前でも申し込みが可能なので、仕事のスケジュールが読めない方でも受講しやすいと思います。
2.講義の内容
基本的には講義とワークショップが半々になります。
他社のコースに比べると研修時間は短いのですが、Miroでの効率的な講義と多くのワークショップでマイナスには感じなかったです(あと費用が安い!)
ざっくりの流れは以下になります。
【1日目】
研修について(ACSPOの取り方、講師、ファシリテーターの説明)
ワークのチーム分けとコミュニケーション(2日を通じて同じチームでワークを実施します)
POの役割(Scrumの一般的な話)
Visionの作成(ビジョンボードを使ってワークによる作成)
Whyの作成(バリュープロポジションキャンバスとSWOT分析を使ってワークによる作成)
Whatの作成(ユーザーストーリーマッピングを使ってPBIをワークによる作成)
ディスカッション(気になる話題に対してのフリーアイデア)
【2日目】
価値と優先順位付け(可能モデルを使ってワークによる作成)
品質について(テスト自動化など。特にワークなし)
スクラムを広げていく上で良くある課題についてのケーススタディ(チームでのディスカッション)
チームについて(機能横断的な組織など。特にワークなし)
ステークホルダーとのコミュニケーション
AI活用について(AIを使ったモブワークなど)
特に「価値と優先順位付け」のセッションが良かったです。
POとしては優先順位付けが難しかったり、組織としてのガイドが無かったりと課題を感じるケースが多いと思いますが、その辺りの知見を多く得る事が出来ました。
3.受講後
すぐに資格が発行されます。スクラムアライアンスの個人ページに結果が反映され、Linkedinとの連携も可能になります。有難いバッチと合格証明書も発行されます。
4.感想
アソバンスドなだけに初心者はおらず、一定実践してる方々とディスカッションが出来るので、学びが多かったです。
各日の最後にあるフリーディスカッションも日々の悩みを話し出来たり、とても有意義でした。
また、アジャイルビジネスインスティテュートのイベントやScrumに関する記事も非常に参考になるものが多かったです。QAもかなり丁寧に回答頂き、補足情報も沢山頂く事が出来、有益でした。
5.その他
本研修を受ける際に、以下の書籍を読みました。
恐らくPOに特化しここまで纏まっている書籍は他には無いのかなと思うので、一読をお勧めします!
皆様も興味があれば、その時が受講するタイミングだと思いますので、是非トライしてみては如何でしょうか。
ここまで読んで頂き、有難う御座いました!