JDLA Deep Learning for GENERAL 2020#2に受かった話
※この記事は約2000文字です。約4分で読めます。
皆様G検定をご存知でしょうか。
G検定とは
ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。
https://www.jdla.org/certificate/general/
当初から興味を持っていた本資格ですが、今回半額という事で受験してみましたので、その体験談になります。
結論としては、凡そ40時間程度の勉強時間で合格出来ました。
合格までの体験談を纏めておりますので、これから受験を考えている方はご参考になれば幸いです。
1.G検定を勉強してどうだったか
非常に有意義な勉強でした。感じたポイントとしては以下です。
・人工知能分野が勉強出来る
・人工知能分野の話題が理解出来る様になる
・人工知能への過度な期待に対し耐性が出来る。
人工知能(AI)と一言で表しても色々な分野や手法があります。通常、我々が触れ合うAIがどの様な関数やモデルを使っているかは見えません。普段、便利に利用しているだけですが、その原理を学ぶのは非常に面白く有意義です。
また、世の中の過剰なAIへの期待に関して色々と考える事も出来ます。
2.勉強方法
・まずは、推薦図書である以下を2周ほど読みました。
前半は人工知能ブームの歴史、AIと一纏めで世の中はされる事が多いが、それぞれも段階分け、後半は我々がどう人工知能と向き合い活用していくべきかが述べられています。G検定には非常に良い入門書となっています。文系でも難なく理解出来ますので(決定木やノードの部分はふーんでも問題無し)、万人にお勧めできる書籍になっています。
・次に公式テキストであるこちら。これも2周程読みました。
良く纏まっており網羅範囲も広く、良書ですが、前提知識が無いとかなり難しく感じると思いますので、この前に上の入門書をまず読んでおくと良いと思います。ただ、試験には出ません。。
・そして、G検定への実践的な知識はこちら。これは3周程。
今回は、こちらの問題集から凡そ30%程出たと思います。解説が良く纏まっており、頻出ポイントが多い気がしますので、問題を解くだけでなく、解説の読み込みが大事です。ただKidleだと字が薄く読みづらい気がしました。
・最後に、最新知識の補完としてこちら。
かなりの分量ですが、豊富なAIに関する最新情報が纏まっています。全部を理解するのは大変なので、部分的に読み、最新状況を掴むといった使い方になると思います。ただ、説明に関し、前年部分を参照する事を求められたり、かなり詳細に書かれている裏返しとして、全体を俯瞰する様な記述は少ないです。
・実践的な模擬テストはStudy-AIから出ているこちら。
http://study-ai.com/generalist/
β版ですが、ここからも1割程出ていると思います。最終ページまで行くと問題と回答が一覧で出てくるので、そのURLやPDFファイルを保存しておくと当日の検索用で便利に使えると思います。
3.当日の準備
G検定は、グーグル検定と呼ばれる程、基本知識に加え最新の時事問題や技術的な問題が多く、テキストなどでは全く網羅出来ません。。
(これが良いのか悪いのかは別議論)
従って、検索が必要なのですが、知識問題も忘れた時などに正確に回答する為、以下の様に事前準備をお勧めします。
・カンペ(対知識問題用)
https://sik-bug.hatenablog.com/entry/2020/05/30/103038
・Study-AI(全問題の回答ページ)
http://study-ai.com/generalist/
・AI白書(時事問題の検索用でKindleで購入)
4.まとめ
今回無事に合格出来ました。
SNSを見る限り、試験当日は傾向が変わったという事で不合格予想が多かったですが、実際は合格ラインの調整をしていると思います。
(自分の得点が分からないのが残念ですが。)
受験後振り返れば、色々と時事試験を調べた事もあり、新しい知識も得られましたし、受験して良かったなと感じました。
皆様も興味があれば、その時が勉強するタイミングだと思いますので、是非受験してみては如何でしょうか。
ここまで読んで頂き、有難う御座いました!