雨の中の夜桜を見ながら考えたこと。
先日雨の中、東京ミッドタウンの夜桜を見に行って来ました。
私にとっては、東京に来て初めてのお花見。
桜なんてどこで見てもおんなじ気はするけど、東京で見る桜はなんだか特別。
正直言うと雨はザーザー&強風だったもんで、お世辞でもお花見日和なんて言えない日でしたが、降りしきる雨の中ふと感じたことがありました。
この瞬間って、私の人生で一回きりなんだよな。
寒くて桜なんてどうでも良いって思ってしまいそうだったけど、この寒い中で見る桜も今、この瞬間だけなんだよなって思うと、妙に寂しくて切ない気持ちになってしまったのです。
いつかは散ってしまう桜だからこそ、そう感じてしまったのかもしれません。
もうちょっとだけ、このまま見ていたいなって。
20代も後半になって、どういう時間を過ごすかも自分で選択していかなきゃなと思うようになりました。
それまでは流れるように時間が過ぎ、その時々の感情さえ、その瞬間の風景とともに消えていくような毎日を過ごしていました。
それはまるでビデオテープにどんどんダビングしていくかのような、そんな感じで。
積み重ね、上書きして、どんどん新しい自分に変わっていっていくみたいな感覚でした。
もちろん、それはそれで良いんですが。
今はそれとは少し違う。
全て繋がった人生の長いストーリーの中で、自分がどんな風になりたいか、今までの経験で作り上げられた自分という軸をもとに、感情もシチュエーションも、選んでいくことが大切なんだなと。
そう考えると、一瞬、一瞬が、勿体ないほど大切で、無駄にしたくないほどに愛おしいのです。
その時々で起きることは、間違いなく私にとって人生で一回きりのシーンです。
私はただ、楽な方に逃げたくない。
それが癖になるのが、一番怖いから。
人生は一回きり。
どう使うかは自分次第。
ってところまで書いて寝てしまってました。
今日から新年度。
そして新元号が発表されると浮き足立った雰囲気の中で、私もなんだかソワソワしています。
さて、新しいスタート。
今日一日をどう使おうかは、自分次第。
#お花見 #夜桜 #日記 #覚書
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