
転職をする3つの理由
上の写真は私が新卒で入った会社からの眺めです。入社して少し経つとこの曇り空のようにモヤモヤしてきました。辞める決断は難しいですが、決断すると晴れ渡ります。
さて、私は、2011年に修士課程を修了して社会人となってから、すでに3回の転職・4社を経験しています。新卒で入社したときから、転職は常に意識していました。その理由について書いていきたいと思います。
また、今の仕事に違和感を感じている人や転職を考えている人にも読んでいただきたいと思います。
1.自責化して考えられる
新入社員の時、社会人になって違和感に感じていたことがありました。それは会社や上司に対して文句をグチグチ言っている人があまりに多いことでした。
今では酒は飲まなくなりましたが、当時入った会社は、会社の飲み会も個人的な飲み会もたくさんあったので、いろんな人から本音?の話を聞くことができました。
その時は、働くということは満員電車や上司や会社に対する文句をぐっとこらえて、ビールでそのストレスを流し込むものなんだと植え付けられそうになっていました。
私はこのことに、とても違和感を感じていました。そんなに嫌なら、変える努力を何故しないんだろう、酒飲んで文句を言う時間が有るなら他にすることがあるのではと感じていました。
結果的に、私は新卒で入った会社を2年半で辞めました。理由はいろいろありますが、満員電車、高い賃料等コストの高い東京に暮らすことや転勤等自分の人生を自分でコントロールできないことに違和感を感じでいたからです。ということで、辞めることにしました。
業務で理不尽な対応をされたり、恫喝まがいのことをされたりしたこともありましたが、粛々と業務をこなし愚痴はあまり言わないようにしました。もちろんストレスやフラストレーションは溜まっていましたが、短期的には登山やマラソンにぶつけたり、長期的にはこのままではダメだと人生を見直すきっかけになりました。
2.勉強する動機になる
転職を意識すると、もっと勉強することが必要だと思っていました。勉強でなくても体力や人脈でも何だもいいと思いますが、何かしらの価値を生み出すことができる武器が必要だと思います。
私は昔から本を読むことが好きだったので、毎日何かしらの本を読んで基礎知識を入れるようにしていました。あわせて、英語の勉強(特にTOEIC)をやっていました。TOEICで英語力が上がるとは必ずしも思っていませんが、英語力を測る重要な指標の一つと思っています。
他にも、証券アナリスト、USCPA、プライベートバンカーの勉強も働きながらやっていました。周りの人が酒を飲む時間や寝てる早朝に時間を作って勉強していました。
武器があると自信もついてきます。転職せずに仕事を続けるにしても間違いなく良いことだと思います。何より、丸腰で新しい環境に行っても、負けてしまいます。
3.やめる決断ができる
転職するので辞めるのは当たり前だろ、と思うかもしれませんが、なかなか会社を辞めることは辛いです。私はすでに3回会社を辞めましたが、どの時も辛かったです。
特に新卒で入った会社を辞めるときは数百万円の研修費用や福利厚生をかけて育成してくれたと思いますし、上司や他の部署の方には嫌味や理不尽なことをいう人もいましたが、お世話になった大事な方です。その方々に、辞めますと伝えるのはとても辛いことでした。
終身雇用や年功序列は少しずつ無くなっているとは思いますが、日本社会に長く続いた慣習です。その慣習に背いて自分の意思を貫くのはなかなか大変です。
ですが、これは同時にとても大切なことだと思います。人生の他の場面でも、嫌なことや価値を見いだせずにダラダラやっていることをサッとやめて他のことを始めることができない人をたくさんみてきました。
何かを始めることも大切ですが、何かをやめることも大切です。それにとても難しいことだと思います。
※転職を切り出す際の注意点
一つ気をつけなければ行けないのは、辞めると言ったからには、もう後には引かない覚悟・環境にすることです。辞めると周囲に漏らしたら、その瞬間に噂が流れ、その後撤回したとしても会社も「辞める人」とみなしてくると思います。辞めると伝える時は、転職先を見つけ、入社日を決めてその他の準備も全部整えてから伝えることが必要です。
引き留めや条件改善をちらつかされても、絶対に辞めるという強い決意が必要です。
ちなみに会社辞めるとまわりに漏らして、上司にも会社辞めるつもりと相談することは最悪です。周りの士気が下がりますし、自分のキャリアアップにもつながらないと思います。
自分のケリは自分でつけましょう。