ASICS HYPER RACER購入!徹底レビュー!
トラックレース・練習用にアシックスのハイパーレーサーを購入したのでレビューします!
走力
私の現在の走力です。トラックレースは夏場の練習も兼ねており、あくまでメインはマラソンとしています。
5000m 16:58
10000m 34:50(練習)
ハーフマラソン 1:17:00(マラソン通過タイム)
マラソン 2:42:55
→この秋にマラソン2:35:00切りを狙って練習しています
購入のきっかけ
これまでトラックレース(5000m〜10000m)にはアシックスのソーティマジックLT2を使用していました。軽くてとても足回りが良いシューズなので気に入っていたのですが、ソールの減りが早いことが気になっていたのと2024年11月以降のトラックレースでは20mm基準が適用されるためレースで使用できなくなります(ソーティLT2は21mmくらいでしょうか??)。
このシューズルールの変更もあり、20mm以内の新基準に適合するシューズ(非スパイク)を探していました。できれば1万円以内のレースシューズで耐久性も欲しい…とわがままな要望もあり、見つけたのがアシックスのハイパーレーサーでした。
なお、昨年まではトラックレースではスパイク(ナイキのドラゴンフライ)を履いていたのですが、シンスプリントが悪化したり(スパイクが原因ではないかもしれませんが)、タータン以外のコンクリや通路を歩けなかったりするのが面倒で嫌でした。また厚底カーボンの高性能シューズを履いてみたい気持ちもありますが、人間本来の能力をはるかに逸脱しているのではないか、持続可能なのか(端的にいえば一般市民の趣味としては高価すぎ)という違和感を感じていました。とはいえ、厚底カーボンに否定的ではなく、ロードレースでは厚底カーボンのマジックスピード3を使っています。明らかにランニングエコノミーの向上を感じます。
履いた感想
デザインとフィット感
デザインは現在は2色展開です。ほぼ白(今回購入したもの)と黒ベースに赤のものです。少し汚れが気になるかなと思いましたが、主にトラックレースとトラック練習用なので汚れは大丈夫かなと思っています。
アッパーはモーションアップラッパーやソーティLT2のものとも異なるSYNTHETIC FIBERという割としっかりしたものです。
フィット感はソーティLT2より広め、もしかしたらマジックスピード3よりも広めか同等という感じです(感覚的なものです)。レーサーという割には太めな印象です。
ハイパーレーサーのサポート感については、カカト部がしっかり守られている(ずんぐりしてる)一方で、前足部は柔らかめ薄めの印象です(ソーティLT2と比較して)。最近のシューズは厚底カーボンもソーティも靴底が硬かったので新鮮な印象です。なお、ハイパーレーサーも中足部から後ろは硬めです。
前足部が薄くて柔らかいことで土踏まずでしっかり蹴る感覚がありますが、厚底カーボンのような反発は期待できません。ここは好き嫌いが分かれるかもしれません(私は好きです)。
アウトソールはアシックスグリップではなく、独特のもののようです。ソーティのようなテトラポッドっぽいものがありますが、カーボンが入っているわけではないようです(白いので)。
アシックスのソールは滑りづらくて耐久性がある印象を持っているので期待していますが、まだ雨の環境で走っていませんし、耐久性も距離を踏まないと分からないので後日追記します。
そのほか、シュータンやシューレースはこんな感じです。あまり高級感はありませんが、安っぽくもないです(ずんぐりしてる感はあります)。
パフォーマンス
肝心の重さは自宅の体重計で測ったところ、片足0.2kg(28.0cm)とよくわかりませんでしてが、持ってみた感じはソーティLT2より明らかに重く感じました。たぶんハイパーレーサーは180-190g(280g)と思います。
ミッドソールはソーティLT2と同じくFlyte Foamを使用しています。硬めのミッドソールですが、カカト部はソーティより柔らかめです(とはいえ、厚底に慣れてる人は驚くほど硬いかもです)。
ハイパーレーサーの接地面はフラットを謳っていますが、ソーティLT2と比べるとつま先部が反り上がっていてロッカー構造で転がりやすそうです。反発もそれなりにあります。
ん?上記の写真を見ると、ソールの厚さが20mm超のはずのソーティLT2の方がハイパーレーサーより薄いように感じませんか…?厚さの測り方はよくわかりませんが…
なお、3:00/kmくらいのスピードでウィンドスプリントをしてみたところ、しっかり足は回りましたが、少しだけシューズ内で足が遊ぶ感じがありました。私の走力では、5000m〜10000mでそんなスピードで走ることは最後の一瞬くらいなので問題ないとは思いますが、仮に800m〜3000mが主戦場とすると向かないかなという印象です。
まとめ
まとめると、5000mから10000mのレースには使えそうかなと思います。この記事を書いている本日夜に5000mレースで使う予定なので、明日以降追記したいと思います。また、未確認ですが、ソーティマジックLT2の課題だったソールの耐久性はある程度向上していると期待しています。こちらも後日追記します。耐久性もあるようなら、トラックでの練習含めてガンガンこのシューズを使って行きたいです。
とはいえ、ソーティマジックLT2より重さがあり、「レーサー」と名乗ってる割にはレーシングシューズではないので、この辺りは次のモデルに期待したいと思います!