図書館帰りの通り雨
午後から図書館に行ってきた。借りてた本を返すのと、予約してた本を借りるのと。
少しだけ、興味のある本棚を覗いて、図書館を出る。空は曇っているけど、今にも降りそうではない…と思って、自転車を漕ぎ出すと、降り出した。それも段々強くなってきた。
図書館を出て間もないから、戻るのも手だけど、そのまま、避難できる場所を探そうと漕ぎ続ける。幸い、道に面してオープンな、屋根付きの車庫を見つけて、失礼ながら雨宿りさせてもらう。
雲は厚くないから通り雨だろうと見込んだが、10分ほど避難させてもらうと、雨足も次第に弱まって小雨程度になってきたので、借りた本の入ったデイパックをレインカバーで覆って、再びペダルを漕ぎ始める。
自転車のスピードと小雨とが合わさって、体の前面が濡れて行く。しかし小雨だから、下着までは沁みて来ない。そこに自転車を走らせることで起こる風が当たって、涼しい。
このところ、こちら神戸方面は、ほとんど雨が降らないから、雨で少し空気が冷やされると、アマガエルになったような嬉しさ。
30分ほどすると、雨はほとんど止んでしまったが、歩道のアスファルトから立ち上る蒸気を感じながらも、温度の下がった空気の中を走るのは、気持ち良かった。