「とべラボ」とべとべとんび生涯学習音楽研究所

新潟県上越市にて音楽生涯学習教育活動をしています。フェイスブックでは地域のことを中心に書いていますが、こちらのnoteでは、ギター、ウクレレ、オカリナなどを使用した「教育用アレンジ楽譜」の紹介を行っていきます。

「とべラボ」とべとべとんび生涯学習音楽研究所

新潟県上越市にて音楽生涯学習教育活動をしています。フェイスブックでは地域のことを中心に書いていますが、こちらのnoteでは、ギター、ウクレレ、オカリナなどを使用した「教育用アレンジ楽譜」の紹介を行っていきます。

最近の記事

TAB譜否定論について

たまたま、「TAB譜で弾いていたのではギターうまくなりません!」と言ってるものを見てしまいました。 まぁ人がどのように考えようとも自由なので、「TAB譜で弾いてたらうまくなりません!」なんて断言してくれても良いのですが、 僕はギターTAB譜を販売している人間なので(笑)、やはりここは反論せねばねば(^o^;)。 その方の動画、リンク貼りませんけど、一応見てみました。TAB譜否定の理由としてはやはり「TAB譜では音楽の中身が理解出来ない」「機械的に弾き方をなぞるだけになる

    • 10年前の自分の文章(記録保存)

      Facebookの「過去の思い出」に10年前に書いた自分の文章が出てきたので、記録としてnoteにも転載しておきます。 この文章は会員向けに書いたものでしたが、音楽という分野に限らなければ、広く社会全体の大人へ向けたメッセージでもありました。その後の社会は僕の思いとは逆方向に進んでしまってるようにも感じます。 (以下10年前の文章) NPO法人ふるさと越後温かい音楽の会年次総会理事長挨拶  本日はご多忙の中をお集まりいただきましてありがとうございます。年に一度の総会、原

      • コロナ感染者数だけじゃなく、、、

        このnote本来の内容とは少し違うことを書きますがご了承ください。コロナ禍になって以来、演奏の仕事はほぼ無くなり、レッスンの仕事もかなり減りました。 少し回復しそうかなと思っても、また新しい変異株が流行ったりして駄目になってしまいます。何かゴールが見えない感じがするのですが、ほんとにゴールは無いのでしょうか?僕は違うと思うんですよね。 その違和感は、報道が感染者数ばかりで、重症化率や死亡率の「推移」の部分があまりにも少ないことに起因してるのではないかと思うのです。 地元

        • アメリカ民謡「I’VE BEEN WORKING ON THE RAILROAD」

          「線路は続くよどこまでも」の原曲、アメリカ民謡「I’VE BEEN WORKING ON THE RAILROAD(ウクレレ独奏)」楽譜(TAB譜)、販売開始しました( *・ω・)ノ mucome - 音楽&楽譜の投稿ダウンロードサイト https://mucome.net/work?id=76679 (線路は続くよどこまでもの歴史的考察) 日本の童謡としての「線路は続くよどこまでも」は、遥かな街まで僕たちの楽しい旅の夢をつないでる、というじつに、健全な良い子のた

        マガジン

        • 唱歌童謡史講座
          6本

        記事

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          鳥の歌(カタロニア民謡)クラシックギター独奏

          カザルスのチェロ演奏で有名なカタロニア民謡の「鳥の歌」をクラシックギター用にしました。 この動画では独奏として演奏していますが、二重奏の1stパートとしても使えるようにしてあります。 あまり難しくないので、ぜひ皆さんに弾いて欲しいなと思います♪ mucomeで楽譜を販売しています。 https://mucome.net/work?id=63865

          鳥の歌(カタロニア民謡)クラシックギター独奏

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          ジャスラックが音楽教室からの著作権料徴収を始める件について

          ジャスラックが音楽教室からの著作権料徴収を始める件について (著作権全般についての僕の意見を多く含みます) この件についての論点 ① 権利者の権利がしっかり保護されているか、その期間は適切か。 ② 音楽教室での演奏に対して著作権料を徴収すべきか、その方法は。 ③ ジャスラックの運営は適切に為されているか。 まず①についてですが、僕は勿論権利者の権利は適切に保護されるべきと考えています。しかし、一方で「権利者の権利を過剰に設定する傾向」については疑問を持っています。

          ジャスラックが音楽教室からの著作権料徴収を始める件について

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          唱歌童謡史講座(製本版)

          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座 「第5章 芸術的唱歌誕生、語り継ぐべき唱歌童謡」

          第5章 芸術的唱歌誕生、語り継ぐべき唱歌童謡 この講座もいよいよ最終章です。本来ならもっと掘り下げたいことも多くあるのですが、ここで一旦まとめに入らなければなりません。 ここまで、明治維新文明開化から、唱歌が生まれ、童謡が生まれてきた歴史を見てきました。おさらいを兼ねて、唱歌と童謡の名曲をピックアップして年代別に並べてみます。 唱歌と童謡、名曲成立年代 (括弧内記述は歴史上の主な出来事) 【唱歌黎明・外国曲導入期】 国歌・フェントン版の君が代、明治3年、西暦187

          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座 「第5章 芸術的唱歌誕生、語り継ぐべき唱歌童謡」

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          ウクレレとギターのアンサンブルのためのエチュード第3番

          ¥300

          ウクレレとギターのアンサンブルのためのエチュード第3番

          ¥300
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          ウクレレとギターのアンサンブルのためのエチュード第2番

          ¥300

          ウクレレとギターのアンサンブルのためのエチュード第2番

          ¥300
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          ウクレレとギターのアンサンブルのためのエチュード第1番

          ¥300

          ウクレレとギターのアンサンブルのためのエチュード第1番

          ¥300
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          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座「第4章 芸術文化人からの反抗、童謡運動とは」

          第4章 芸術文化人からの反抗、童謡運動とは 前章までで日本の唱歌というジャンルが確立されるまでを解説した訳ですが、ここまで見てきたとおり、唱歌というものは、良くも悪くも真面目で優等生的で、説教くさいものとも思われるようになりました。又、政情が反映された国民教育の手段のひとつともされたことで、芸術文化人たちはそれらに反発し「もっと芸術として価値の高い音楽を子供に与えるべき」と考える人たちが登場してきました。 その先頭を切ったのが児童文芸誌「赤い鳥」の創刊者、鈴木三重吉(18

          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座「第4章 芸術文化人からの反抗、童謡運動とは」

          とべラボ式ウクレレ&ギターアンサンブルメソードについて

          【とべラボ式ウクレレ&ギターアンサンブルメソードについて】 ウクレレとギターのアンサンブル(合奏)の講座を新規スタートするにあたって、とべラボとしての取組の特徴や考え方を書いておきます。 私の音楽生涯学習レッスンで重視している楽器編成のひとつに「ウクレレとギターの合奏」があります。この組み合わせでのサウンドはとてもやわらかで温かく、且つ、かろやかな響きがします。大きな音は出ませんので野外や賑やかな場所での演奏にはあまり向きません。そのかわり、静かな室内においてはとても楽し

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          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座「第3章 日本国産の唱歌創出、文部省唱歌の時代」

          第3章 日本国産の唱歌創出、文部省唱歌の時代 ここまでの解説で、明治維新後の日本は音楽に関しても西洋文明を取り入れることに努力したが、日本の文化を捨てて取り入れたのでは無く、日本人の得意とする「外国のものを取り入れながら自分たちの文化に取り込んでしまう」ということを、試行錯誤しながらも進めてきた、ということが理解してもらえたと思います。 音楽取調掛の伊沢修二は音楽教育制度を更に発展させるために、1887年(明治20年)音楽学校設立を政府に進言し認められます。伊沢は初代校長

          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座「第3章 日本国産の唱歌創出、文部省唱歌の時代」

          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座「第2章 唱歌と君が代の物語

          第2章 唱歌と君が代の物語 第1章では音楽取調掛創設者で日本の西洋式音楽教育の道を切り開いた伊沢修二という人物のエピソードを中心に、日本における音楽の文明開化について解説をしましたが、日本音楽の欧米化近代化は音楽教育の現場以外でも行われたところがあります。それはどこかというと「外交と軍楽隊」の現場です。 この講座では唱歌童謡を中心に日本音楽の近代化、現在私たちが楽しんでいる日常の音楽、即ち歌謡曲や演歌、ポピュラー音楽が元々どのようなところからスタートしてきたのかを理解する

          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座「第2章 唱歌と君が代の物語

          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座「はじめに」「第1章 音楽の文明開化・伊沢修二と音楽取調掛の物語」

          はじめに 日本での音楽は、江戸時代までに培われてきた伝統的な邦楽(雅楽、声明などの仏教音楽、神楽、能楽、浄瑠璃、長唄などの唄もの、民謡、詩吟、筝曲などの器楽)などがまずありました。 そこに明治維新文明開化という大改革が押し寄せて、西洋文明のドレミファソラシドの音楽が輸入され、日本人の感性によってそれが日本の文化と融合して新しく創造されてきたものが加わって形作られて来ました。 世界の近代史は弱肉強食であり、強い国の文明が世界に強引に拡散され、弱い国の文化は滅亡させられるか

          【無料公開】日本の唱歌童謡史講座「はじめに」「第1章 音楽の文明開化・伊沢修二と音楽取調掛の物語」