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自分の仕事紹介

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自分が編集・執筆・デザインなどで関わってきた仕事の一部を記録します。
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

未来をつくる仕事図鑑(執筆)

未来をつくる仕事図鑑の第2巻を執筆しました。いわゆるキャリア教育の本ですが、「今ある職業」ではなく、これから生まれるかもしれない職業を取り上げることを主題に、新しい取り組みに挑戦している人たちを取材した本です。 (2021.11追記 科学道100冊の中に選ばれました) * 取材自体はいつものことなんですが、原稿納品まで2か月間くらいで14件、こんなにハイペースで取材しなくてはならないのは初めてでした。ここまで件数が多いと、記事を書くことよりもその前段階のこと。取材の申込

メイクロックマン(構成・執筆)

初めての著作になりました。「アーテックロボ2.0」というScratchベースのプログラミングでロックマンを再現していく本です。 自分自身、ロックマン2と3のときに現役で楽しんだし、ボス・アイデアに応募したことあるくらいですから、とても楽しい仕事でした。 * プログラミング学習本の類書に比較すると「ロックマンを再現」という目標地点がダントツで高い。たぶんScratch型のプログラミング学習本としては、完成させるプログラムの複雑さはNo.1じゃないですかね。ホントに。 そ

絵でわかるはじめてのプログラミング(編集・執筆)

プログラミングについて学べるビジュアル図鑑です。といっても、実際のコンピューターで使われているアルゴリズムを紹介するのではなく、身近な生活にある仕事や製造のプロセスをプログラミング的に捉えた内容です。 たとえば、自動販売機は、どうやって働いているのか。身の回りの機械やシステムを見たときに、その裏で動いているアルゴリズをとらえようとする。そういう視点を養うことができる本だと思います。 いざ制作が始まると、紹介する内容作りが大変でした。ものごとをプログラムとしてとらえるのが大

Origins(編集・執筆)

「Origins」は、東工大の地球生命研究所(ELSI)が発行するニューズレターです。制作委託を受けている会社の編集担当として制作しています。 最先端の地球生命科学の話題がとにかくおもしろい。僕らが子どもの頃、つまり20世紀末ごろだと、この太陽系では地球以外に生命なんて見つからないという感覚だったと思います。火星人とかUFOの話題も下火になっていた時期ですよね。 でも、今現在は、微生物のような生き物、あるいは微生物の痕跡くらいなら、太陽系内でも見つかるかもしれないというム

もののしくみ研究室(教材制作)

学研エデュケーショナルの教材制作を手伝いました。「もののしくみ研究室」は、全国800校で展開されているロボットプログラミング教室です。 プロジェクトの開始すぐから、けっこう長い期間かけて、3年間分の教材制作をお手伝いしました。業務内容はさまざま。教材で作るロボット自体を計画していくこともあれば、すでにロボットの形は決まっていてプログラムつくったり、教材の原稿を執筆したり、取材にいったり。 2020年の指導要領改定で、日本でもプログラミング教育が本格化していくという流れがあ

サイエンスウィンドウ(編集)

2019年ごろまで、科学技術振興機構から全国の小中学校に届けていた先生向けの科学情報誌です。「先生向けなの?」と思うかもしれませんが、「学校現場には理科に苦手意識を持つ先生がけっこう多い」という課題意識があって作られていた定期刊行物でした。 科学技術振興機構に自分が出向していた5年弱の期間にも、この冊子は刊行されていました。同じ部署内ながら自分の担当本とは異なるので、ときどき記事執筆を手伝う程度でした。任期が終わってから、制作会社との仕事で本誌の編集を行いました。

ウルトラチャンピオンシリーズ(執筆)

学研さんのウルトラチャンピオンシリーズ。海外の本がベースになっているので、まず翻訳者さんが翻訳してくれた原稿をふまえつつ、原本を確認しながら日本語としてわかりやすくしたり、文章構成を調整したりしました。 だから、作業としては翻訳に近い気もするけど、翻訳者さんは別にいるし、書き換えた要素も結構あるし、じゃあ執筆なのか……誌面のつくりのことも編集者さんと調整していったので、編集とも言えるのか……ちょっと、業務分掌としては何と書いていいのか分からない感じです。 恐竜っていろんな

国土交通(編集・執筆)

国土交通省の広報誌を担当させてもらった時期がありました。もちろん、直接の受注ではなく、行政系の刊行物を制作する会社さんからの依頼で制作していました。 この仕事以前は、もっぱら自分が好きなサイエンス分野で仕事を受けていました。でも、この国土交通省の広報紙をきっかけに、行政系の広報誌もとても楽しいものだと気づくことに。 造船所を取材したり、水門を取材したり、空港の管制塔を取材させてもらったり。取材の1つ1つ、どれも刺激的で貴重な体験でした。 もちろん、そうしたインフラの技術

子ども科学技術白書シリーズ(構成)

子ども科学技術白書は、科学技術振興機構が制作・発行し、全国の小学校に届けていた科学読み物です。いわゆる「白書」としての意味合いはうすくて、純粋な読み物だったりするので、途中から名前が変わっています。 いずれも、自分が直接制作しているのではなく、当時は科学技術振興機構側に出向し、制作担当として外部の事業者さんに発注する側の仕事をしていました。とはいえ、内容に対しては委員会や有識者の意見をきちんと取り入れていくことが不可欠なので、受注社さんに丸投げするのではなく、ページ配分をふ

地震のひみつ(漫画構成、コラム執筆)

学研の学習まんがである「ひみつシリーズ」です。同シリーズの初期にも「地震のひみつ」はあったのですが、東日本大震災が起こったことで刷新することになりました。漫画全体の構成のお手伝いと、途中にはさまるコラムを執筆しています。また、書籍のデザインとしてはデザイナーの妻が担当しました。 アマゾンのサイトを見ると、学習まんがをたくさんレビューしている方が高評価をつけてくれていました。これは超うれしい。 漫画の内容は、もちろん、漫画家さんによる力が大きいところ。とはいえ、この仕事では

大人の科学マガジン(執筆)

定期刊行だった時代から、不定期になった最近のものをふくめ、ときどき記事の執筆をお手伝いしています。この本の場合は、執筆における取材以上に、刊行後に見本誌をもらえることがすごくうれしい。 担当記事は各号でいろいろですが、「ふろくで遊んでみました」のコーナーと、その付録に関わる科学的解説の取材記事を担当させてもらうことが多いかなと思います。僕自身も、アイデア出しや研究者取材が好きなのでありがたいですね。