先輩(師匠)に同行してもらうか否か

トランペットを購入する際に、色々な教則本やサイトで「トランペット経験者の先輩に同行してもらいましょう」と書かれていることが多くあります。これは自分に合ったトランペットを購入するにあたり、有効な方法ではあるのですが、デメリットも少なからずあるので、ご紹介したいと思います。結構デメリットについて書かれていること少ないのですよね。

先輩(師匠)に同行してもらうメリット

先ず、経験豊富な先輩または師匠についてきてもらうと、店でテンパりません。トランペットを初めて購入する場合、前回の記事「楽器店員の言葉は“100%”信じない方が良い理由」でも書きましたが、店員さんがほぼ間違いなく話しかけてきます。ここで個々のトランペットのスペック等の情報を次々と話されると、初心者の方はほぼ間違いなく情報量の多さにテンパります。結果、店員さんの薦められるがままのトランペットを購入⇒後日後悔、と言った流れになりかねません。横に知っている人がいるだけでも、ずっと冷静に店員さんとやりとりできるでしょう。

また、試奏の際に自分の音を客観的に判断してもらうことも大変有効です。どの楽器にも言えることですが、演奏者と観客では演奏される音の印象が違うことが往々にあります。自分では良い音で吹けていると思っても、傍から聴いたら微妙……ということがあるのです。

先輩(師匠)に同行してもらうデメリット
一番のデメリットは先輩(師匠)がウンチクを垂れるタイプや、自分のトランペットの価値観を押し付けるタイプだった場合です。この場合、ただでさえ店員さんの言葉で精一杯なのに、もう一人店員が増える様なものです。本人は良かれと思って色々と講釈を垂れているのでしょうが、あなたを混乱させるだけです。しかも先輩(師匠)ですから、中々アドバイスを無下にもし辛いでしょう。

先輩(師匠)に同行してもらうか否かはあなた次第です。しかしそのメリットとデメリットを秤にかけて選択しましょう。同行してもらう場合でも、楽器を購入するのはあなたなのですから、最終決定はキチンと自ら下すようにしましょう。

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