楽器試奏レポ~Vincent Bach 180ML37GL~

本レポートはあくまで個人による試奏の感想である点に留意ください。

日本におけるトランペットの二大メーカーといって良いでしょう、YamahaとVincent Bach。その後者におけるロングセラー商品が180MLです。ある程度の規模の楽器店であれば地方でも容易に手にすることが出来る一本でしょう。正に定番中の定番。

(出典:https://www.bachbrass.com/instruments/trumpets/professional/18037)

私事になりますが、私は元々中学生の頃、吹奏楽部員であった頃に、顧問の教師から180ML37GLを借りていたこともあり、思い出深い一本です。卒業と同時に顧問に返却したので、この楽器を吹いたのは大変久し振り。

ロングセラー商品なだけあって、吹奏楽、ビッグバンド、オーケストラ、ポップス、あらゆるニーズに合致するポテンシャルを持っている一本だと言えます。同社特有の抵抗感とふくよかな響き、遠鳴りする感覚が確りと感じられる一本で、Bachユーザーには愛用している方も多いのではないでしょうか。

ただプロフェッショナル仕様のモデルにしては少々優等生過ぎる感もあり、目立った欠点がないのが欠点とでも言いましょうか、クセの強さを楽器に求める方には物足りなさを感じる一本とも言えるでしょう。

オススメ度:★★★★★★★☆☆☆

参考価格:約28万円

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