親と一緒に買いに行く場合のポイント

4月に入り早くも一週間が過ぎましたね。中学生や高校生の方は、そろそろ部活の入部届を提出しだす時期かもしれませんね。

吹奏楽部を選んだ方には、ご両親の付き添いでマイ楽器購入の為、楽器店へ足を運ぶ方もいらっしゃるでしょう。そこで今回はご両親と一緒に買いに行く場合に抑えておくべきポイントを書いてみようと思います。

予算を前もって共有しておく

最も大事なポイントです。トランペットは吹奏楽部で使用される他の楽器に比べ安価な方ではありますが、キチンとしたメーカーならばエントリーモデルでも5万円以上は必要です。(なら格安の中国産などのトランペットを選べばいいかと言うとそれはお薦めできません。こちらはまた次の機会に……)

ご両親はもしかしたら楽器店で一番良いトランペットを可愛い我が子の為に買ってあげるつもりかもしれません。もしくは家計が苦しく5万円しか余裕がないと言うかも知れません。先ずは楽器店に行く前にそこ、つまり許容額をハッキリさせておきましょう。

この時期に楽器店へ行けばほぼ間違いなく楽器店員にカモにされている親御さんを一人は見かけます(すべての楽器店員さんがそうではありませんよ!)。
可愛い我が子がトランペットを頑張りたいと言っているのなら、ついつい良いトランペットを買い与えたいと思う気持ちは想像に難しくありません。ただ、そこを突いて高価なトランペットを買わせようとする店員も確実に存在するのです。(参考:「楽器店員の言葉は“100%”信じない方が良い理由」)

そこで予算がハッキリしていれば店員さんの言葉に惑わされること無く予算内で吟味することができます。もっとも悪手なのは「詳しくないので、おススメのトランペットはありますか?」と言ってしまうことです。もうお分かりですね。ほぼ間違いなく「将来的に物足りなさを感じてしまうので、最初からある程度高価なトランペットをおススメします」と店員は言うでしょう。その店員の言葉が100%間違っているというのではありません。場合によってはその様な選択肢もありますが、あくまで予算内で吟味すべき、ということです。

尚、個人的な感覚としては、中学生や高校生が最初に持つトランペットは、有名メーカーのエントリーモデルで十分だと思います。今はエントリーモデルでも確りした造りなので、初心者が演奏するにあたっては問題は特にない筈です。もし今後プロもしくは社会人になってもトランペットを吹きたい!という強い意思があるならばハイエンドモデルも視野に入れても良いと思います。

子どもを育てるというのは大変お金がかかることです。ベネッセのデータでは、子ども一人を22歳(大学卒業)まで育てるのにかかる費用は平均約1,640万円です。学生さんには大きすぎて想像し難い程の金額ですね。あなたのご両親もあなたが中学校、高等学校に入るまでに大変な額のお金をかけているのです。

ご両親の負担を考え、自分の楽器を選ぶことは何よりの親孝行になると思いますよ!

いいなと思ったら応援しよう!