LL.M.出願校の選定
留学出発のちょうど一年前くらいから、出願校の目星をつけ始める必要があります。出願手続は別途記事にする予定ですが、事務処理に多くの時間を取られますので、動き出しは早いに越したことはないです。
私が出願校の基準としたのは、主に以下の3点です。
1 USニュースの全米ロースクールランキング
2 合格可能性
3 生活環境
以下、順に説明します。最後に私の出願校もご紹介します。
1 USニュースの全米ロースクールランキング
https://www.usnews.com/best-graduate-schools/top-law-schools/law-rankings
このランキングは毎年更新され、教員の質や設備等、多角的な評価から全米ロースクールの評価がなされているようです。
アメリカで就職しないのであればランキングなんて関係ない、という人もいます。
確かに、私もランキングそのものに意味があるとは思いません。ただ、日本から入手できる各大学の情報に限りがある中で、まずは定評ある学校から合格可能性を探っていくのが効率的と考えました。
特にT14と呼ばれる上位14校は高く評価されています。T14及びこれに準じる中堅ロースクールを中心に出願校を定めて、合格校の中からより詳細に比較検討する方針としました。
2 合格可能性
次に、全く合格可能性がなさそうなところに応募するのは受験料の無駄ですので(学校によっては1万円近くかかります)、ある程度望みがあるところに絞ります。
ここで参考にしたのが、AGOSの過去データです。
資料閲覧には会員登録が必要ですが、過去にどのようなスペック(主にTOEFLスコア、属性及びGPA)の方がどの学校に合格していたかを知ることができます。
自分の場合、出願校選定開始時点でTOEFLスコアが90程度でしたので、この辺りのスコア+α程度で合格できる学校を選定します。
3 生活環境
私の場合、妻と1歳の息子を連れて渡米する予定でしたので良好な治安は前提条件でした。ただ治安は主観的によるところも大きいものです。先輩等から聞いた情報やGoogle検索で可能な限り情報を集めて、レッドフラッグが立った学校は除外しました。
毎年情勢は変わりますので、最新の状況を改めて確認されることをお勧めします。
4 私の出願校
以下、上記を踏まえた私の出願校です。
Northwestern, Duke, Cornell, UCLA, USC, Boston Univ., Vanderbilt, UC Irvine, UC Davis, Washington Univ.
結果として、NorthwesternとDukeは落選でしたが、その他は全て合格し(いくつかは奨学金付)、最終的にUCLAに入学を決めました。
以上