LAで50ラウンドして学んだ重要ゴルフ英語7選
はじめに:LAゴルフの魅力
ロサンゼルスで留学中、余暇の楽しみはもっぱらゴルフでした。ロサンゼルスには10以上の公営コースがあり、いずれも平日18ホール30ドル台と為替を考えても格安でゴルフを楽しめます。
このLAパブリックコースの特徴の一つに、1人予約が一般的であることがあげられます。もちろん3人や4人のグループで回ることも可能ですが、多くの現地人は、自分がプレイしたい時にプレイしたいコースで、1人で予約を入れます。すなわち、初対面のゴルファーと4時間前後の時間を一緒に過ごすわけです。
はじめのうちは赤の他人といきなり一緒にプレーすることに戸惑っていた私ですが(日本では本当に仲の良い友人とのみゴルフしていました)、試しに一度1人予約でプレーをしてみると本当に粋なLA人と交流できることを知り病みつきになりました。改めて振り返ると、年間50ラウンド以上(ハーフ含む)をしていて自分でも驚きです。
彼らとのラウンドは自分の視野とコミュニケーション能力を大きく上げてくれました。留学の本分は勿論ロースクールでの学習ですが、それに匹敵する学びを現地ゴルフから得たと言っても過言でないかもしれません。
ここでは、私がここで学んだ現地人とのコミュニケーションとの助けとなったゴルフ英語を場面ごとにシェアしたいと思います。
シチュエーション別 実践ゴルフ英語
ラウンドを始める時
クラブハウスで名前と予約時間を伝え、支払いを済ませた上で1番ホールに向かいます。そうすると、同伴者と思われるゴルファーがいる(または後から現れるので)次のようなフレーズを使ってみてください。なお、自己紹介は通常名前を伝えるだけです。
When is your tee time? 違う予約時間の人が早めに来ていたり、前の組から遅れている人がいたりします。自分の同伴者を最初に確認するために予約時間をまず確認しましょう。
Do you have a preference for which tee to use? アメリカでも赤、白、青、黒と使うティーによって距離が変わります。遠いTEEから打っていくと安全ですので同伴者の使用TEEを確認しましょう。なお、全員が同じTEEから打つ必要はありません。ただ、ご自身にこだわりなければ、その日の同伴者に合わせてあげるとより会話する時間が増え、進行もスムーズになるメリットがあります。
Do you come to this course often? 特に深い意味のない質問ですが、私はだいたい最初の会話はこのフレーズから始めます。天気の話みたいなものです。1人予約で入ってくるような人はそのコースに熟知していることも多く、喜んでそのコースの特徴など話してくれます。またそうでなくても、ここからプレー頻度やゴルフ歴など話を広げていくことができます。
ラウンド中
Good shot! / Beauty! / There you go! いずれの意味も所謂ナイス・ショットです。この3通りをローテーションしていけば現地人ぽい感じで同伴者を褒めることができて、空気を盛り上げることができます。日本ではナイス・ショットとよく言いますがLAではあまり聞きません(全く間違いではないと思いますが)。
Fore Right/ Left!! ミスショットをして他のプレイヤーに当たる危険が(少しでも)ある場合に、大声で叫びます。日本語でいう「ファーー」です。日本語との違いは、(1)ファーではなく、どちらかというと「フォア」であることと、(2)危険が右から来るのか左から来るのか具体的に示すことです。基本的に危ないのは、自分等と互い違いに進んでくる隣のコースのプレイヤーですので、自分(または同伴者)が右に打ち込んでしまったらFore Right、左に打ち込んでしまった場合はFore Leftと言えばOKです。向かってくる相手にとっても、危険があるのはそれぞれ右側/左側なので。
Is my ball/ mark on your line? グリーン上で自分のボールやマークが同伴者のパットラインに乗っているか聞いて、必要に応じてマークしたりマークを動かしたりします。初対面では、他の同伴者にボール/マークの移動の依頼は言い出しにく語りしますので、是非自分のものが邪魔になる可能性が少しでもあると感じたら積極的に声かけて移動させると気持ちよくプレイできと思います。
ラウンド後
It was a pleasure playing with you. Thank you! 18番ホールが終わったら、帽子をとって握手をしながら最後の挨拶をします。もちろん色々な言い回しがあるのですが、個人的に一番よく聞いたフレーズはこのとおりです。なお、基本的に支払いは前払いなので、ラウンドが終わったらそのまま受付には寄らず帰宅してOKです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。上記の表現をまず頭に入れてておけば各場面でコミュニケーションのきっかけとすることができると思います。これらの表現は楽しい米国ゴルフの一助になれば幸いです。