ジョー・りくまる

思いつきをつらつらと。

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「鎧武」にみるキャラの行動原理 3years after

仮面ライダー鎧武 配信を再び追いかけて 東映公式YouTubeにて毎週配信の特撮シリーズ。「仮面ライダー鎧武」を再び視聴中です。 もう何度も見ているし、先の展開もほとんどわかっているのに、なぜかまた見てしまう。大好きな作品というのはそういうもので、みなさんにもそういった作品があるのではないでしょうか。 なぜまた見てしまうのか? 3年前、同じく「鎧武」の配信を見て感想を述べました。そのときに私はこんな一文を残していました。 今回3年が経過し、この考え方を再解釈してみま

    • レ・ミゼラブル、今を生きるということ。

      先も見えない 闇を這い出そう 光を求めて 別れを告げよう 罪が渦巻く ジャン・バルジャンの世界 ジャンバルジャンは死んで 生まれ変わるのだ レ・ミゼラブルは、観劇するごとに様々な楽しみ方のあるミュージカルだ。 舞台は19世紀のフランス。パンを盗み脱獄未遂を繰り返したことで19年間奴隷として収監された男、ジャン・バルジャン。 仮出獄を与えられ晴れて自由の身となるが、世間からの風当たりは冷たい。荒んでいくバルジャンに手を差し伸べたのは、神に仕える司教。バルジャンは教会から銀の

      • 「鎧武」にみる、キャラの行動原理

        「仮面ライダー鎧武」という作品私にとって「仮面ライダー鎧武」とは、ライダー作品にただいまを言ったきっかけの作品です。鎧武が面白いようだという噂を聞きつけ、急いで合流。年末からの急展開リアルタイム視聴にどうにか間に合ったのでした。 はじめのとっかかりは、主人公葛葉紘汰(佐野岳)がなんでもないただのフリーターであった点。なにかに選ばれたり特殊な能力を持つわけでもない「等身大の若者」。それでいて優しさやお人好しさが彼の魅力として光り、主人公としての素質をのぞかせる。 当時中学生

        • 小林靖子氏の描く特撮の魅力

          はじめに特撮が好きです。 仮面ライダーでいうと、電王生まれW育ちといったゴールデン世代であります。 オーズを終えてフォーゼの序盤のテンション感に合わず、年相応にライダーからの卒業を試みた私でしたが、数年後の鎧武の登場によって引き戻されてしまいました。 この時代に生まれてよかった。そう感じます。 鎧武で、子供の頃では気付かなかったライダーのおもしろさを体感した私に、この世界は過去の作品を見せるプラットフォーム(☓電王)を与えてくれたのです。 私が見た小林靖子脚本作品は以下

        「鎧武」にみるキャラの行動原理 3years after