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つれづれ505

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だいたい1記事1,000字くらいです. 頭の中にめちゃくちゃ漂っている言葉たちを文章にしておいておく場所です.
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2020年9月の記事一覧

手の届く範囲でさようなら

手の届く範囲でさようなら

自分が感知できる範囲って,自分の視界で確認できる部分に限られているとか聞いたことがある.例えば,今僕がこの文章を書いていて,背中の世界というのは存在していないという感じ.振り向いた瞬間に世界が作られる的な.シュレディンガーの猫みたい.

以前から見知ってくれていた人がいて,別のものに興味が移り変わっていく.仕方のないことだけれど,悲しいね.バンドは動いているように見せることが重要で,止まったままだ

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記憶や感情を売る

記憶や感情を売る

もうこの身体には何もない、いや元より何もなかったのかもしれない、触れたら壊れてしまいそうな、脆い皮の中身は、かつて僕だったものがカランと音を立てていただけだった、なぜここに座り続けているのか、何を待っているのか、どうやっても思い出せない、無気力に天に一つだけ輝いている星にいつかなりたい。

ここにくるまでに様々な街を通り過ぎてきた。そこには、怒ったり、笑ったり、泣いたり、喜びあったり、殴り合ったり

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