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旅するフォトグラファー気分で巡るカンボジア|映える観光地と歴史スポット【写真20枚】



カンボジアの魅力

カンボジアといえば、
〈世界遺産アンコールワット〉

それだけではありません。

私が旅して訪れたカンボジアは、
〈水上住宅と遊覧船が彩る雄大な湖〉
〈まるで“天空の城ラピュタ”の遺跡群〉
〈センス抜群の絵になる街〉
〈心躍る魅惑のパブストリート〉
など、想像を超える魅力に溢れていました。
カンボジアと聞いてこんな風景を思い浮かべる人がどれくらいいるでしょうか?

「アンコールワットを見てみたい!」という気持ちから始まったカンボジア旅行でしたが、実際に行ってみると、その予想を良い意味で大きく裏切られました。
街並みや文化のセンスに心を奪われ、思わず「素敵!」と声が出るほどです。

旅先ではいつも“旅するフォトグラファー”になった気分で写真を撮るのが私のこだわり。
目にも楽しいカンボジアの魅力を、厳選した20枚の写真と共にお届けしたいと思います!

はじまりはシェムリアップ国際空港

(GoogleMAPより)

カンボジアは日本から約4,000km離れ、タイとベトナムの間に位置する東南アジアの国です。
時差は2時間、直行便はなく、乗り継ぎを含め約10時間の空の旅。
当時私が降り立ったシェムリアップ国際空港は、2023年10月16日に新しく開港したシェムリアップ・アンコール国際空港へ移転し今は存在しない空港ですが、とても可愛らしい空港でした。

今は無きシェムリアップ国際空港

飛行機から降り立った瞬間、「カンボジアのセンス、素敵!」と心奪われたことを今でも鮮明に覚えています。

まずはアンコールワットへ

何はともあれまずは世界遺産・アンコールワットです。

リフレクティング池と呼ばれる鏡のような水面に、逆さ富士ならぬ“逆さアンコールワット”が映る風景を写真に収めます。
炎天下の中、遺跡群を隈なく歩きまわっているうちに軽い熱中症のような状態になりかけましたが、やっぱり実物を見て、触れて、現地の方から直接解説を聞けるのはとても貴重な体験でした
翌日は朝5時から写真撮影に。
30分程待機していると少しずつ観光客が集まってきて、いつの間にかカメラを構える人々でいっぱいになっていました。

しばらくするとアンコールワットの背後から朝陽が昇り始め、美しい朝焼けにそのシルエットが徐々に浮かび上がる神秘的な光景を撮影することができました。


水上住宅と遊覧船が彩る雄大な湖

東南アジア最大の湖「トンレサップ湖」。
雨季には1万6,000平方キロメートルにもなり、日本の都道府県で2位の面積を誇る岩手県をすっぽり覆い隠せるほどの大きさです。
この湖の水上生活者は約4万人。
生活水はすべてこの湖で賄っているそうで、飲み水やお風呂、魚もここから取って食べていて、そしてトイレも・・・そのためかなり色が濁っています
ガイドさん曰く「湖の中心は綺麗だから飲み水はそこから取ってくる」とのことでした。(ジョークかも・・・?)

遊覧船
水上住宅

濁った湖とは対照的に、カラフルな遊覧船や水上の建屋はとても可愛らしいく、ついカメラを構え続けてしまいます
どこまでも広がる青い空と広大な湖の景色は本当に圧巻です。

まるで“天空の城ラピュタ”の遺跡群

アンコールワット遺跡群の一つである「ベンメリア遺跡」。
この遺跡は「天空の城ラピュタのモデルになったのでは?」と噂されるスポットで、カンボジア観光に訪れた日本人から特に人気の場所だそうです。

崩れた遺跡とそこに力強く根を張る木々との対比が美しく、何度も感嘆の声を上げてしまいました。
まるで本当にラピュタに迷い込んだような風景で、どこを切り取っても写真映え抜群です。

センス抜群の絵になる街

壮大な自然や歴史的な建造物、煌びやかな寺院といったカンボジアのイメージが一般的かもしれませんが、首都プノンペンやシェムリアップの中心街にはおしゃれで洗練された風景もあります

リゾート感溢れる人気のカフェや、洗練されていて都会的なお店もたくさん軒を連ねています。
地域猫でしょうか?自由にお店を出入りできるようで、いたるところでくつろいでいました。

気分は“旅するフォトグラファー!”ですが、実際写真は初心者の私です。
でもシャッターを切るだけで素敵な絵が切り取れたような気分になれる素敵な街がカンボジアにはたくさんありました


心躍る魅惑のパブストリート

シェムリアップのパブストリートは賑やかな飲食街で、カラフルなネオンと音楽に包まれた異国情緒たっぷりのスポット。

通りのお店からは多種多様な言語と様々な音楽が混ざり合い、そしてどこか違う世界へ誘われるかような魅惑のネオンの中を歩いていると、「異国の夜、最高!」と心が躍りっぱなし
季節やイベントの時期によってネオンの装飾が変わるようで、私が行ったときは11月頃だったのでクリスマス仕様になっていました🎄

美味しい屋台料理やカフェ、バー、クラブなどがずらりと並び、東南アジアや中華圏では良く知られたナイトマーケットとは一味違うエキゾチックで魅惑的な場所で、普段飲まないようなカクテルもついつい頼んでしまうほど🍸

ショーも楽しめるナイトクラブも!
店内は装飾に凝っていて目にも楽しく、生演奏の音楽も心地よくてとても楽しい時間が過ごせます。

少し外れた通りには「アンブレラスカイ」と呼ばれるカラフルな傘が空を彩るスポットもあり、カンボジアらしいセンスに心躍ります。





以上、厳選した20枚の写真でお届けしました。
少しでもカンボジアの魅力を伝えられていたら嬉しいです。

こんなに魅力に溢れるカンボジアですが、実は忘れてはならない悲しい歴史もあります
観光地としての華やかな顔だけでなく、暗い時代を乗り越えたカンボジアの過去も知っていただければ、より深くこの国を感じられるかもしれません。
良ければもう少しお付き合いください。

カンボジアの歴史

カンボジアの歴史には苦しい時期がたくさんありますが、その中でも特に「ポルポト」という人物が引き起こした悲劇について、簡単ではありますがお伝えしたいと思います。

カンボジアには古くから「クメール人」という民族が暮らしていました。
1970年代、カンボジアでは「クメール・ルージュ」という共産主義のグループが力を持ち、リーダーのポルポトが国を支配するようになりました。
彼は「反知性主義」という考え方を持ち、「農業中心の社会を作るには、知識を持つ都会の人々は必要ない」と信じていました。そのため、都市で働く人や先生、医師といった知識人が次々と迫害され、最終的には約200万人が命を落としました。

この背景には、当時行われていたベトナム戦争も関わっています。
アメリカが参戦していたこの戦争は、隣国カンボジアにも大きな影響を与えました。
戦争の中でアメリカ軍はカンボジアにも爆撃を行い、国は大混乱に陥ります。その混乱を背景に、ポルポトのクメール・ルージュが勢力を強め、カンボジアを支配するようになりました。

1979年、ベトナムがカンボジアに侵攻し、クメール・ルージュ政権は終わりました。
しかし、その後もクメール・ルージュの残党と政府軍の間で内戦が続き、1990年代半ばまで人々は厳しい生活を強いられました。この長く苦しい時代は「カンボジアの暗黒時代」と呼ばれ、今も多くの人々の記憶に残っています。

壮大でカラフルで賑やかな風景をカメラに収めたカンボジア旅行は、この暗くて悲しい歴史を深く学ぶきっかけになりました。
こういった背景を知ることで、その国をより身近に感じられる気がします。

もしこの記事を読んで「カンボジア旅行したい」と思っていただけたら、歴史についても関心を持ってみてください。
きっと素敵な旅になると思います☺




最後までお付き合いいただきありがとうございました🫶



#私のこだわり旅
#カンボジア

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