ひきこもりにさせられる国

自分はひきこもりになりたいと思ったことはない。でもひきこもり状態になっている。自分自身の問題もあるけれど、実体験から言えば引きこもる以外に選択肢がなかった。

まず最初に、学校卒業前の就活の失敗。これは自己責任の部分が大きい。ただ、景気状況などによって採用者の人数が変わる以上、すべてが自己責任ではない。一方、卒業してからの就活環境は、最悪だった。新卒じゃないからと応募する機会自体から排除される。やる気があっても意味がない。そういう状況が続けば、頑張る気力も失われる。それらは自己責任では決してない。

無職期間が長くなればなるほど、再度頑張ろうとする気持ちは減ってくるし、応募できる環境も減ってくる。自分が必要されていないという実感は、自分を磨こうとか、資格を取ろうとかいう気持ちも無くす。

そして余計応募できなくなる。

ひきこもり期間が長くなれば、面接でもその理由を言わなければならない。それを説明するたび、自分が情けなくなる。

現状、フルタイムで働くことは精神的にも肉体的にも不可能。だから短時間でなければ難しいし、勤務地もわざわざ遠いところに行こうとは思わない。そもそも自分が必要とされていないのに、なんで生きなきゃ、働かなきゃならないのか、その疑問に答えが出ないので、前向きに仕事を探すのは難しいし、短時間だと給与も少ないので、意欲も出にくい。

ハローワークに行ってもどうにもならなかったし、求人誌を見ても、自分の経歴、引きこもり歴を考えると、応募すること自体を躊躇する。そういった状況でも頑張りたいから支援してほしいと、サポステ(地域若者サポートステーション)に行ったけれど、そこでいろいろ嫌な思いをした。

自分としてはできることはやったつもり。

でも行動した分、余計苦しい思いをすることばかり。

何もせず、引きこもり続けたほうが苦しまずに済んだ。
それがこの社会で学んだ結論。

生きているからこそ苦しい。
一生引きこもり続けていたいとは思わないから、楽に死なせてほしい。

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とまとま@生きたくないニートひきこもり
サポステとの闘いで郵送代など色々かかっています。親にはサポステに行っていることを内緒にしているため支援もなく苦しいです。少しで良いのでご支援していただけると嬉しいです。