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「相性がいい」と「性格が似てる」は違う?

こんにちは。Jobgram公式キャラクターの「おみそ」です。

「JobgramのJは大文字です」

皆さんは、人と人の「相性」についてどう考えていますか?

相性がいいのはやっぱり自分と似たようなタイプ? それとも、自分の欠点を補完してくれるようなタイプ? そもそも相性って何だろう……

今回は、そんな相性について考えてみましょう。

「相性がいい」とは?

一言で「相性」と言いますが、相性がいいとは具体的にどういうことを指すのでしょうか?

相性(合性、あいしょう)とは、二人ないし複数の人間が各々持つ性質や性格が合うかどうかのことである

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%80%A7

一般的には、「性格が近い人同士は相性がいい」とされています。物事に対する捉え方や抱く感情が似ているので共感しやすいというのはありますよね。
しかし、性格が近い人同士であってもコミュニケーションが上手くいかなかったり、意見が食い違うことは大いにあるはず。人間が「この人とは相性がいい」と感じる構造は単純ではなく、色々な要素が複雑に絡み合っているものなのです。

例えば一緒に働く上での相性なら、相手がチームの仲間なのか、上司・部下なのかなど、二人の関係性によっても変わってきそうですよね!
はたまた趣味の話をする場合の相性は、性格傾向が似ていることよりも、趣味に対する知識量や経験、世代やカルチャーが近いことの方が重要な気がしませんか?

Jobgramに「相性分析」がない理由

性格診断系のサービスには必ずといってよいほど「相性」の項目がありますが、Jobgramには相性分析の機能を今のところ作っていません。その理由は以下の通りです。

  • 相性にはさまざまな定義がありすぎるから

  • 「仕事の相性」を分析するには、上司/部下、同僚、経営/一般社員……など、関係性によって求められるものが異なるから

  • 「相性」は、仕事への価値観、容姿、趣味、興味関心 など、性格特性以外の要素による影響が非常に大きいから

  • 性格特性のみで算出した「相性」を真に受け現場で活用すると、大きなミスリードに繋がる危険性があるから

とは言いつつも、「候補者Aさんを採用したら、上司となるBさんと上手くやれるかな?」のように、相性に近い情報が必要な場合も多くあります。


「性格がどのくらい似ているか」を表した類似度

冒頭でもお話した通り、人間には同質の者同士が惹かれ合う性質があります。「類は友を呼ぶ」とはよく言ったものですね。
そのため、Jobgramでは類似度という「性格特性がどのくらい似ているか」を数値化する指標を設け、"相性に近いもの"として提供しています。


Jobgramの機能「類似度」の表示イメージ

類似度は、単純に診断結果の数値が近いかどうかだけではなく、「複数の指標を並べた際の波形の近さ」など、様々な理論を考慮し算出されています。

類似度が非常に高い場合

類似度80〜100%の場合、極めて似た性格傾向と言えます。スキル、経験、仕事に求める価値観も同様な場合、同じような意思決定をする2人と言えるでしょう。
ちなみに、類似度が95%以上になることは、本人以外ほぼありません。

類似度がやや高い場合

類似度60〜79%の場合、やや近しいが明確に異なる点が1〜2個以上あるという状態です。
類似度機能に表示されている「偏差値が大きく離れているビッグファイブの因子」を確認したり、お互いの診断結果を見比べるなどして、差異を相互に認識し理解し合うことをおすすめしています。
異なる点の相互理解ができれば、このくらいの類似度の2人が最も噛み合いやすいという傾向もあります。

類似度が低い場合

類似度59%以下の場合、似ていると実感できるところはほぼありません。2人で同じものを見ても、それぞれ全く違う感じ方をするはずです。お互いの差異を確認して理解・尊重しあえるよう努力することが必要になるレベルです。

【類似度が低い=相性が悪い】ということではありません。お互いの傾向を知り尽くし、弱点を補完しあえるような関係が構築できれば、最高のパートナーとなる可能性も秘めています。
しかし、確率でいうと低く、大抵の場合は価値観の相違を強く感じてあまり深い関係にはなりにくいでしょう。


Jobgramではこのように、相性の良し悪しという考え方ではなく、類似度によって自分と相手の差異を意識したアプローチをするのが適切だと考えています。

類似度≠相性だが大きく関係してはいる

つまり理論上は、お互いの性格傾向を相互理解・尊重しあえればどんな人とも上手くやれると言えます。

でもあくまでこれは理論上のこと。毎日たくさんの人と接する中で、他人の性格特性に個々に気を遣い続けるのはあまりに大変です。

忙しくて余裕がないとき、トラブルが起きて追い込まれたときなどは特に、自分と性格が大きく異なる相手の特性を尊重した意思決定をするなんて到底できません。(おみそは絶対にムリです…)

とくに、会社のカルチャーを共に作り上げるフェーズのスタートアップや、0から事業を立ち上げる際など、メンバーが常に同じ方向を向いているべき関係ならば、性格特性で異なる点が1〜2個はあるが全体的には似ている(類似度が高い)くらいを保って仲間集めをするのがオススメです。

おみそのまとめ

今回は、「相性」をテーマにあれこれお話しました。ポイントをおさらいすると、

  • 類似度が高い=「AさんとBさんは相性抜群!」とは言い切れないよ!

  • 相性において人間は「容姿」「共通の趣味・経験」「関係性」などの影響を大きく受けるから!

  • でも類似度が高い方が、低いよりは相性がいい可能性はもちろん高いよ!

という感じです。

世の中には「相性がわかる」というサービスが溢れていますが、今回お話しした通り「相性」の定義は多岐にわたるもの。そのサービスが“何を相性としているのか”をしっかり確認して、有効活用するのが大切ですね!

相性が簡単に診断できると謳っているものは要注意です。

また、企業の採用では、特定の人物と候補者の相性よりも、

  • 適切なJD(Job Description)の作成

  • JDで定義した人物像と候補者の一致度スコアを活用すること

が採用成功への近道です。
Jobgramを活用すると、JDで定義した採用理想像と候補者の一致度スコアを採用フローに組み込み、採用を加速することができます!

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