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GWふりかえりノート

私は陰キャだ。
そしてアイドルだ。
ならば行くべき場所はおのずと決まる。そう、秋葉原である。

みんな大好き秋葉原で、2019年のGWに事件は起きた。

さかのぼること数か月、2016年頃からカズレーザー大好き芸人をやっていた私は、カズレーザーが2019年1月にオンラインサロンを立ち上げたという情報を耳にしてすぐに加入した。月1,000円をカズレーザーに自動で課金できるハイテクなサービスである。おかげで毎月1日になると幸せになれる。
まぁ、本来であればカズレーザー主催のクイズイベントに参加できるらしいのだが、地方に住んでいる私には関係のない話……のはずだった。

2019年4月に私は突如上京した。仕事の都合だ。齢28にして初めての一人暮らし。初めての都会。初めての自由。とにかく死なないこと。そして、やりたいと思ったことは何でもやってやろうと決めた。

そんな私に、待ってましたと言わんばかりにカズレーザーからクイズイベントのお誘いがきた。日程はちょうどGW。会社の休みが暦通りの私は余裕で行ける。しかも場所は秋葉原。私が唯一ひとりでも安心して楽しめる東京の街である。さすが私のカズレーザー。好きだ。

…もう、いいですか。言っちゃって、いいですか。

私はそこで、初めて生カズレーザーを目撃した。本当に金髪に真っ赤な服装だった。持っているカバンすらも赤かった。TVでみていたそのままの彼が、TVでみていたにこやかな表情で独特の声を発しながらそこにいた。
無論、目撃しただけではない。私は彼主催のクイズイベントに参加したのだ。そして、カズレーザーの出題したクイズに早押しで回答したのだ。

カズレーザーが出題し、私が回答する。カズレーザーが私の回答に対し正誤を伝える。これは、カズレーザーと私との間でコミュニケーションが成立したとしか考えられない。(ちなみに私の回答は誤りだったが、それはこの場においては些末なことである。)

東京ってなんてすごい街なんだろうと、その時、私は感動した。
来てよかった。いや、もはや、生きてて良かった。

イベントの帰り道、大好きな肉の万世秋葉原本店でパーコーメンを食べた。
店内ではテレビが流れており、ゴスペラーズが「ひとり」を歌っていた。

ひとりぼっちの東京。ひとりぼっちのGW。ひとりぼっちのイベント参戦。


最高だった。


・・・
今年のGWをふりかえろうと思って立ち上げたnoteだったはずが、気付けばカズレーザーへの愛を語っていた。仕方ない。愛しているんだもの。

愛は地球を救うかは知らないが、カズレーザーの笑顔は私を救う。

そしてまた私も誰かを救えるような人になりたい。
できれば、まだ見ぬ愛する人を。

おわり。

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