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紙の本vs電子書籍。どう買い分ける?私流の、なんとなくマイルール。

書籍版を買おうか、電子版を買おうか。
悩む瞬間って、結構ありますよね。
今回は、私なりの使い分けについて紹介しますね。

・・・と言っても、マイルールとか基準とか、実はそんなに意識してない。
結論から言っちゃうと。
その本のタイトルごとに、どうしようかなーって、その都度、悩んでる。
ま、その上で。
一応、思いつく限り、整理していこうかな。


①電子書籍:忘れてもいい情報。
 紙の本:記憶したり、読み返したりする情報。

電子版は、軽い気持ちで、ざーっと読み流すだけでいいもの。
例えばマンガとかね。
あとは、自己啓発ってのかな?ビジネス本みたいなもの。
「ああ、この人の言いたいことって、要はこんなことね」みたいなのを、なんとなく知るのには、基本、電子書籍かな。

それに対して、読み返したり、記憶したりするのは、紙本。
資格取得の本とかね。
あとは、一言一句をしっかり心に刻みたい、座右の書とか。

ちなみにこのへんのことも、理由を分析していくと、面白いんだけどね。
透過光と反射光の違いが、脳裏に、どう印象として焼き付き方が違うか、とか。
言葉は最初に文字として脳裏に焼き付くか、意味合いという概念として脳裏に焼き付くか、とか。
どっちが短期記憶に適してて、どっちが長期記憶に適してるか、とか。
でも、まあどうでもいいや、それについては。
ややこしくなっちゃうし、今回の本論じゃないから。

②電子書籍:動的なもの。文字やドラマとか。
 紙の本:静的なもの。絵とかイラストとか。

ストーリーって、ページとともに作品世界の時間が流れていくものでしょう。
ひとつのページにとどまったりすることは、あまりない。
そういった類のものは、電子書籍。
それに対して。
紙の本は、1つのページを、視覚的に、じっくり見たいもの。
絵とか、写真とかね。
だから、マンガといっても、「どう読みたいか」によって使い分ける。
ストーリーをぐんぐん読み、その展開を楽しむなら電子本で用を足せる。
でも、絵柄を楽しみたいマンガは、紙本かな。
もちろん紙本は置き場所を食うので、どうしたって厳選するけどね。

③なんと、電子書籍と紙本、両方、買うものもある。

まあけっこう、あるあるな話ですよね。
電子本と紙本、両方あった方がいいや、ってのも、結構ある。
「二重に買って損した」とかって風には、意外と、感じないものだ。

両方持ってる本の特徴は、基本、この3つくらいかな。

・いつでも、どこでも読みたいもの。(長編小説とか)
・いちいち持ち歩きたくないけど、読みたいときに、さっと読みたいもの。
(ガイドブックとか、用語辞典とか)
・愛読書。保存版にしておきたいような本。(完全版コミックとか)

例えば、手荷物を持たずに外出した際、隙間時間とかでちょっとずつ読み進めたいものとか、ね。
紙本って、場合によっちゃかさばるし、つい持ち忘れちゃうこともある。
そんな時も、スマホさえあれば、どんな本でも読める。
まさかスマホを忘れて出かける人って、今時、そうそういないでしょう。

私の例で言うと。
例えば、ある投資関係のマンガ解説本は、とても役に立った。
でも、専門用語が多すぎで、1回読んだだけじゃ、覚えきれない。
しかも、ちょっと用語を思い出したい時とか、いきなり調べたくなる時もある。
そんな時、紙本以外に電子本もあると便利だ。
もちろん自宅にいるときは、紙本のほうを読む。
軽いし、風呂でも読めるし、何より目が疲れないから。


まとめ

ここまで読んで、お気づきの方もいると思いますが。
ここまで列記してきたことって、実は、互いに矛盾してたりするんですよ。
だから、最初に言葉を添えておいたのです。
「その都度、個々に、考えましょう」ってこと。
それが基本。
その上で、それでも冊数を重ねるうちに、なーんとなく規則性みたいなものは見えてくるかな、って。
だから厳密なルールじゃない。その程度のものなんです。
だから、ここまで使い分けにさほどこだわらなくてもいいと思いますよ。
自分なりで。

ところで。余談ですが。

それにしても、こういう悩みがいまさら出てくるのって。
ちょっと、意外だと思いませんか?
だって電子書籍が出た手の頃は、
「これからは書籍は全て電子、紙の本は絶滅するんだ!」
なんて憶測が、後を絶たなかったんですから。
ところがどっこい、いざフタが開いてみると意外や意外、紙本の存在が復活し始めてる。
なんだか笑っちゃうよね。
これってまるで、「これからはEVの時代だ!」なんて叫んでいた人たちが、今になって「やっぱ限界あるよね」ってガソリン車に回帰してるのに似てる。
みんな、最初は、知ったふうなこと言ってるくせにね。
フタ開けたら、手のひら返すように、真逆のこと言うようになる。
なんだかなー、って思いますよね。

まあ要するに、人間ってのは、合理性だけで解明できない生き物だってことなんでしょうね。
生産性だの効率性だとか、どんなにもっともらしく人間ってものをとらえようとしても、実は、理論や計算なんかでは、計り知れないんだ。
それが真理、いや違うか、妙理ってものだと思う。
(真理って言えるほど、まだ全体像をつかみきれてないからね、人間っていうものの実在については。)

でも、その妙理は、逆に言えば、私たちにとっての希望でもあるんだよね。

だって今さ、「これからはAIが世界を支配する!」とか「人間の労働や居場所はなくなる!」なんて、まことしやかに言う人、多いじゃん。
見てもいない未来の出来事を、さもかし、見えてるふうな、賢しらな顔してさ。
でも、そんなの、当てにならないんだよね。
人間がそこまで、単純に合理的に生きられるんだったら、誰も苦労なんてしない。
まあこれは、人生における喜びや苦しみとかについても言えるんだけど。
未来のことなんて、計算ずくでなんか、実は見えそうで見えっこない。
だから、人生も、社会も、そして未来も、面白いんじゃないかな。

ま、本の話に戻して、まとめますと。
結局、未来の世界でも、きっと図書館とか本屋は、そうカンタンには絶滅しない気がするんだよね。
少なくとも、今から100年か200年ていどの間は、生き残るんじゃないかな?
わかんないけど。

なぜかっていうと。
本って、文字であるとかいう情報以前に。
それを認識する、人間自身の肉体の、目とか脳とか。
あるいはページを触る手の触覚とか。
そういった、もっと肉体的というか、
人間本来が持っている本能や感覚ってものに、
根ざしているでしょう?

五感に根ざしているものって、簡単には死なない。
本能に根ざしているものもまた、簡単には死なない。

そう思うんだよね。(これ、イチバン言いたかった!)

人間って、私たちが考えてる以上に、しぶとくて、たくましい、適応力のある生き物だと思うんだな、なんとなく。

2024.11.3

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ぼっちスト・茶凡頃(ちゃぼんごろ)
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